
ワンピースのコウシロウの正体は、赤鞘九人男の1人、傳ジローではないかという噂があります。
その根拠には、コウシロウの足首に月の印らしきものが見られたというのです。
コウシロウの正体については、これまで何度か話題に上がっていますが、どれも確実なものはありません。
ただ、コウシロウの先祖が、ワノ国の出身であることは間違いなさそうなんです。
目次
ワンピースのコウシロウ
ワンピースのコウシロウは、“東の海”のシモツキ村にある剣術道場の師範です。
シモツキ村は、ゾロの故郷でもあり、コウシロウは、ゾロの剣術の師匠です。
ゾロや、麦わらの一味が世間を騒がす大事件を起こす度に、ちょっとだけ登場しています。
コウシロウは、海賊王ゴールド・ロジャーや、赤髪のシャンクスのような、威圧感を含んだ存在感(オーラ)を見せたことはないですが、何かを悟ったような、独特のオーラを纏っています。
コウシロウの年齢と家族
コウシロウの年齢は51歳です。
コウシロウには、くいなという娘がいましたが、大人に成長する前に、階段から足を滑らせた事故で亡くなっています。
コウシロウの両親や、妻に関しては、ほとんど情報がなく、明らかになっていません。ただ、両親や先祖に関しては、ワノ国の出身である説が有力です。
コウシロウと一心道場
コウシロウは、シモツキ村で、一心道場という剣術道場を開いています。
道場の建物や、門下生たちの道着を見ても、ワノ国の物に似ています。そもそも、コウシロウが着ている着物も、そうなんですが笑
この道場の流派は不明ですが、2本の剣がクロスした印を持っています。実は、ワノ国の白舞の剣士の中に、この印と似たものをつけた人物が登場しています。
この剣士の流派が、一心道場と同じである可能性を示唆しています。もしくは、可能性は低いですが、この剣士は、一心道場の門下生だったのかもしれません。
コウシロウの正体
そんなコウシロウの正体は、これまでも何度か話題になっています。
- 赤鞘九人男の傳ジロー
- 霜月家の子孫
- 革命軍のメンバー
- 海軍大将の緑牛
どれもまだ、本編で確定したものではないですが、かなり可能性が高い説も含んでいます。
コウシロウが赤鞘九人男の傳ジロー
赤鞘九人男の1人、傳ジローは、未だに現代では登場していません。
ワノ国編に突入してからずっと、傳ジローは誰なのかと、ワンピース読者の間で話題になってますね。
実は、コウシロウこそが、傳ジローだという説があります。
確かに、そう言われて見ると、コウシロウには、幼い頃の傳ジローの面影があります。
コウシロウの足首に月の印!?
コウシロウの足首に、月の印のようなものが、ワンピースの扉絵で登場したときに見て取れたのです!
といっても、よく見ると“踝(くるぶし)に見えなくもありません笑
仮にコウシロウの足首にあるのが、月の印だとすれば、コウシロウがワノ国編で登場することになりますが・・。
月の印とは?
月の印は、光月家の家臣が、来るべき決戦のときに、仲間であることの証として、足首に刻んだものです。
決戦とは、もちろん、ワノ国を支配するカイドウとオロチを討つための戦いです。
20年前、光月おでんが処刑された時に、ワノ国を出て、シモツキ村にやってきたのかもしれません、、。
しかし、コウシロウの年齢は51歳。傳ジローが、20年前、密かにワノ国を出ていたとしても、30歳であるはずがないので、コウシロウの正体が傳ジローであることはなさそうです。
コウシロウは霜月家の子孫
コウシロウが霜月家の子孫であるという説は、かなり有力で、ほぼ間違いないと考えられます。
本名は霜月コウ四郎
50年以上前、ワノ国から不法出国したといわれる、名工・霜月コウ三郎がいます。
霜月コウ三郎は、ゾロが持つ、和同一文字と閻魔を作ったとされる名工です。
この霜月コウ三郎が、ワノ国を出て、たどり着いたのが、東の海のシモツキ村(開墾前)だったと考えられます。
シモツキ村は、霜月コウ三郎と、一緒にワノ国を出た人たちが、開墾したのだと思います。
その根拠は、ワンピース92巻のSBSコーナーにあります。
何十年か前に、ワノ国の船が“東の海”に到達したという事実があるようなんです。その子孫が皆さんの知る、とある人物なのですが・・。
引用:ワンピース92巻のSBS
このワノ国の船に乗っていたのが、霜月コウ三郎たちで、その子孫というのが、コウシロウ(=コウ四郎)だと考えられます。
三郎と四郎なら、兄弟とも考えられるのですが、2人の年齢からして、親子(または孫)であると考えるのが妥当なようです。
他にも、コウシロウの先祖がワノ国の出身であると証拠づける会話があります。
コウシロウが思う“最強の剣”のルーツはワノ国にあった
幼い頃のゾロが、コウシロウに最強の剣について聞いたとき、コウシロウが答えたのは、
“最強の剣”とは、守りたいものを守り、斬りたいものを斬る力。触れるものみな傷つけるような剣は私はね、“剣”だとは思わない。
ワンピース21巻のコウシロウのセリフ
この言葉は、ゾロがMr.1と戦った時、鉄を斬るための“呼吸”を知るきっかけにもなっています。
ゾロは、剣に意思を伝えて、相手の呼吸を感じ取ることで、“スパスパの実”を食べたMr.1を倒しています。
実は、これに似たセリフを、ワノ国の兎丼の囚人採掘場にいたヒョウじいが話しています!
ヒョウじいは、ルフィに、武装色の覇気のレベルアップのコツを教えるときに、
麦わらの人。「ワノ国」にも体を伝い刀身に纏わせる“力”がある。良い刀は斬りたい時に鉄をも斬り、斬りたくない時は紙すら斬れぬ!それは剣士の心一つ!!
と話しています。
ゾロが、コウシロウの言葉から、“呼吸”という答えにたどり着いたのは、“覇気”をまだ知らなかったからです。
元々、コウシロウが話していたのも、ヒョウじいと同じ、覇気を剣に纏わせるための極意だったのかもしれません。
いずれにしても、コウシロウとヒョウじいの、“最強の剣”に対する思想のルーツは、同じだった可能性が高そうです。
スナッチ
ゾロは、モモの助に、“勇気が出ない時、心を奮い立たせるおまじないの言葉”として、“スナッチ(捨名ッ知)”という言葉を教えています。
スナッチには、“名前と知恵を捨てて、頭を空にする”という意味が込められています。
これは、ワノ国の九里の古い方言であり、九里出身の侠客、アシュラ童子も、子供の頃によく叫んでいたと話しています。
ゾロが、遠く離れたワノ国の九里の方言を知っていたことが、コウシロウの先祖とワノ国の関係を決定づけています。
革命軍のメンバー
コウシロウは、革命軍の繋がりがあるという説があります。
その根拠は、ワンピース60巻で、東の海のある小さな港村に、革命軍の船が食料の確保のために立ち寄っているシーンがあります。
この船には、革命軍のリーダー・ドラゴンや、幹部のイワンコフが乗っていたことも明らかになっています。
さらに、コウシロウが扉絵に登場したとき、くいなの墓のよこに、“イワン・・・”の文字が掘られた墓がありました。
まだ生きているイワンコフの墓があるのも謎ですが、もしこの墓に掘られていたのが、“イワンコフ”なら、コウシロウと革命軍の繋がりを決定づける証拠になります。
海軍大将の緑牛
コウシロウが、海軍大将の緑牛であると噂されたのは、藤虎と緑牛の名前が登場して間もない頃です。
その後、緑牛が、“らはは!!おねーちゃんが“あーん”って、してくれたら食べちゃうな。面倒でもう3年は何も食ってねぇけど!!らはは!!”というセリフを言うシーンがシルエットで描かれています。
さすがに、あのコウシロウが、こんなキャラに豹変したとは考えにくいので、コウシロウ=緑牛という説は、外れだったと見て間違いありません。