転スラのギィは男でもあり、女でもある?

転スラの魔王ギィ・クリムゾンは、基本的には男の姿をしていますが、いつでも女の姿に変わることのできる特異な体質を持っています。

「気に入ったやつは生かすけど、気に入らないやつは消す」といった傲慢なギィに求愛されたなら、色々困ったことになりそうです。

ギィはどんな魔王なのか、そしてヴェルザードとの関係について紹介したいと思います。

転スラのギィ・クリムゾンはどんな魔王?

男にも女にもなれる

ギィは、男にも女にもなれるという特異な体質を持っています。

男の姿は戦闘向きで、女の姿は、魔法を使う時に向いています。

男でもあり、女でもあるので、ギィは男女問わず愛することができるんです。

実際、ギィは、超美形のレオンにしつこく迫ったりしてます。

レオンは、「俺は男は抱かない」と断っていますが、ギィは「だったら女の姿になってやろうか?」と引きません。

女の姿のギィは、めちゃくちゃスタイルのいい姿なのですが、ベースが男なので、戸惑いはあります。

強さはどれくらい?

ギィの強さは、竜種以上です。ヴェルドラはもちろん、ヴェルドラの姉たちよりも強いです。

とはいえ、それぞれがどんどん強くなっていくので、その時々で立場が逆転することもあるかもしれないですが。

ギィの性格

ギィの性格は、傲慢ではあるけども、ある程度、それを抑える理性を持っています。

ギィはレオンよりも強いので、その気になれば力づくでなんとかすることもできるはずですが、それはしていません。

ギィは、自分から攻撃するといったことは、ほとんどしません。

ギィが闘うのは、愚かにも自分に刃を向けたものと、この世に厄災を巻き起こすものです。

ギィはヴェルダナーヴァに敗けて魔王になった?

ギィが魔王になった理由

ギィは最古の魔王であり、覚醒して真なる魔王になった最初の一人です。

それまで冥界にいたギィが、地上に召喚されて、あっという間に覚醒魔王になるための条件を満たしてしまいます。

生まれた瞬間から最強というとんでもない存在がギィです。

ギィは、最初は単に楽しんでいただけでした。

あえて言うならば、戦闘狂。

とにかく強い相手と戦って、自分が最強であることを証明したいといったバトルマニアでした。。

そんなギィが、なぜ魔王になったのかというと、とあるものとの闘いで、完膚なきまでに叩きのめされたからです。

その相手はヴェルダナーヴァ。

この世の創造主にして、最強の存在です。

ヴェルダナーヴァとは?

星王竜ヴェルダナーヴァは、この世界を作り出した創造主たる存在です。

竜種の長兄にあたり、兄弟には、ヴェルザード、ヴェルグリンド、ヴェルドラがいます。

ヴェルダナーヴァは、人間の勇者だったルドラの妹、ルシアと愛し合い、子供をつくります。

この時、ヴェルダナーヴァの力のほとんどは、その子供へと受け継がれました。

この時、ヴェルダナーヴァとルシアとの間に生まれたのが、ミリムです。

最強の存在だったヴェルダナーヴァの力のほとんどを受け継いだわけなので、ミリムが桁違いに強いのにも納得です。

ギィとヴェルダナーヴァの約束

ギィに勝ったヴェルダナーヴァは、ギィにあることを頼みます。

それは、「今まで通り、魔王として君臨し、世界の調停役を担うこと」でした。

ヴェルダナーヴァが言うには、「この世界は、どんどん成長してきている。しかし、このままのスピードで成長していくと、数千年もしないうちに、滅びる・・。」

つまり、放っておくと、血族同士で争い合い、自滅する。それだけならまだしも、力を増して、世界を滅ぼすことさえできるようになれば、争いはやがてこの世界全体を巻き込むようになるということなのでしょう。

だから、そうなる前に、ある程度の力を持ったものに対しては、ギィが抑止力として調停(=破壊)をするというわけです。

「争うならば、オレが滅ぼすぞ。」

魔王にしては、その真の目的はとても高貴なものだったと言えます。

余談ですが、この世界では500年ごとに全世界を巻き込むほどの大戦が起こります。

それは、天使による侵攻が原因です。

天使の標的は、魔物だけでなく、高い技術力を持った国も含まれていました。

「天使がなぜそのようなことを?」と疑問に思うはずですが、天使の目的も、高い技術力が、やがて世界を滅ぼすことになる前に、破壊することだったのでしょう。

石槍や弓で小競り合いをするくらいなら、戯れとして見過ごせますが、戦車や爆撃機などが登場し始めると、さすがにそうも言ってられなくなります。

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ギィとヴェルザードは愛し合っている?

ヴェルザードは、ギィがヴェルダナーヴァと「世界の調停役」になることを約束してから、ギィの側にやってきました。

「兄様は認めても、私は認めない。」といって、闘いをふっかけてますが、ギィは、竜種であるヴェルザードすら退けています。

とは言え、この時、ヴェルザードは本気でギィを倒そうとしていたわけではなく、ギィの実力を試そうとしていただけのようです。

そして、その闘いが終わってから、ヴェルザードはギィの側で過ごすことになります。

長い年月を、ギィと過ごすうちに、やがてヴェルザードはギィのことを愛するようになります。

ギィを倒しにきたルドラと友達になる

ある日、「ルドラ・ナスカ」なる勇者のパーティがギィの居城に攻め入ってきます。

ルドラの傍にいるのは、妹のルシアと、人間の姿をした竜種の一人、ヴェルグリンド。

「俺様は最強だから」といって、ギィと一騎打ちを挑むルドラですが、ひょんなことで、ギィに名前をつけることになり、そのせいで意識を失ってしまいます。

敵に名前づけして、敵を強くさせておいて、無防備にも気を失ってしまうという、変な勇者に、ギィも興味をもったようです。

いずれにしても、魔王ギィ・クリムゾンはこのとき誕生しました。

ルドラが目を覚ましてからも、二人は幾度となくぶつかり合います。

技術で上回るルドラを、能力だけで上回ろうとするギィ。

ただ、ギィは「ルドラが初めから本気を出していれば、自分は敗けていた」ことに気づいていました。

ある時、ギィがそのことをルドラに言うと、「俺様の目的は、お前を討伐することではなく、仲間にすることだ」

ルドラも、ギィと同じように、ヴェルダナーヴァと出会い、この世界を守るために戦っていたのです。

二人のやり方は相反するものでしたが、その目的は同じでした。

そんな二人の間に友情が芽生えるのは、時間の問題だったのです。

実は、先ほど紹介した「500年ごとの天使による侵攻」は、ルドラの能力「正義之王(ミカエル)」によるものでした。

ルドラは、人が増長したとき、その軍事力と文明のみを破壊したのです。その目的は「魔王や調停者の存在がなくても、人間は一つに纏まることができる」という理想の世界を実現することにありました。

「だから、人間を殺すのはやめてほしい」とギィに頼むルドラですが、「俺は虐殺が趣味というわけじゃない、気に入ったら生かすし、気に食わなかったら殺すだけだ。」とギィは答えます。

やがて、二人は直接闘うことはしなくなり、お互いが仲間や配下を従えて、それらを使って勝敗をつけるようになります。

しかし、その決着は、思わぬことでつくことになります。

ギィとリムルはどっちが強い?

ギィとリムルは、3回ほど至近距離で会話していますが、戦闘になりそうになったことはあっても、実際に戦闘にまでは発展していません。

ギィとリムルが初めてあったのは、ワルプルギスの時です。

この時は、ギィはリムルよりも、遥かに格上の存在でした。リムルはギィが持つ力を測りかねていましたが、それに対してギィはこのときのリムルの能力をある程度性格に把握できていたはずです。

ギィにとって、他の魔王たちは、ルドラとの対決や、500年ごとの天使との大戦のための手駒でしかありません。

この時のリムルは、まだまだその利用価値としては、他の魔王たちに劣ると判断されたようです。

二度目は、テンペストが帝国とやりあった時です。

初戦で危うげもなく勝利し、その褒美として、配下の魔物を進化させたことで、ギィが大きな関心を持ったのがきっかけでした。

このとき、リムルの配下の魔物のうちの数体は、覚醒していない魔王を超える力を身につけています。

それは、ギィにとっては、看過しがたい出来事だったのです。

突然あらわれたギィに対して、テスタロッサ、ウルティマ、カレラの3人の悪魔公が攻撃しますが、簡単に返り討ちにあっています。

しかし、これが原因で、一触即発の雰囲気になりますが、結局のところ、戦闘にはなりませんでした。

ギィは、心ゆくまでケーキを堪能し、そのレシピまで強引に手に入れて帰っていきます。

ちなみに、この時点でも実力はギィの方が遥かに上です。

3回目は、この世界を滅ぼそうとする黒幕との最後の闘いの時です。

ギィ、ヴェルザード、ヴェルグリンド、ヴェルドラ、ルドラ、クロエ、といったこの世界のトップ10に君臨するものたちが、全員で黒幕に攻撃をしかけますが、それでも黒幕を倒すことはできません。

それをたった一人で倒したのがリムルです。

そんなことをされては、「俺は勝てない戦いはしない」といって、勝つことを諦めたとしても不思議ではないですよね。

結果的に、二人は一度も闘うことなく本編のストーリーは終わります。

ただ、その後ではなんどか闘うことになるようですが、どちらかがどちらかを滅ぼすといった死闘にはならないような気がします。

お互い、相手のことを認め、ギィもリムルのことを「気に入らない」とは思っていないはずですから。

ギィとクロエの闘いの結果は?

ギィとクロエは、本人たちの意思とは無関係に戦わされる羽目になります。

それは、黒幕がクロエを精神制御していたためです。

3つの頼みごとを強制できる状態にあった黒幕は、自分が世界を滅ぼすという目的を果たす上で、ギィに邪魔されないように、その抑止力としてクロエを当てたのです。

その結果は、黒幕の精神制御をクロエが打ち破ったことで、引き分けに終わっています。

まとめ

魔王ギィ・クリムゾンは、登場したときから、その圧倒的な強さが滲み出る存在です。

その強さの表現の仕方がとても巧みでした。

というのは、ギィの側近であった2人のネームドの悪魔公、ミザリーとヒラリーの強さを先に示し、その上で、その二人ですらギィの足元にも及ばないという表現をしています。

そんな最強とも言える力を持つギィですが、世界を我が物にしようなどといった、よくいる魔王のようなことはしません。

彼が手を下すのは「自分が気に入らないもの」だけです。

それは、やろうと思えば、いつでも、どんなやつであってもやれるという自信と、実力があるからかもしれません。

そんなギィが、男でもあり、女でもあるというのがまた不思議な魅力になっています。

その気になれば、いつでも自分を消すことのできるギィに求愛されているレオンは、複雑な心境だったに違いありません。

表向きは「お前に興味はない」と強気に断っていますが、本心では「こんなこといって、消されたりしないだろうか」という不安もあったかもしれません笑

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