『ジョジョの奇妙な冒険』に登場する最も個性的な犬、イギー。血統書付きのボストンテリアであり、その驚くべき知能と個性的な性格で、ファンの心を掴んだ伝説的なキャラクターの素顔に迫ります。コーヒー味のガムを好み、人間を見下す態度と、仲間を命がけで守る誇り高い精神が、彼の魅力を際立たせています。
ジョジョの奇妙な冒険のイギーとは
イギーは、第三部「スターダストクルセイダーズ」に登場する特異なスタンド使いの犬。空条承太郎たちがエジプトに到着した際、スピードワゴン財団から助っ人として送り込まれました。
イギーの犬種は?
ジョジョの奇妙な冒険の第3部に登場するイギーの犬種は『ボストンテリア』。初期は幅広で丸みを帯びたシルエットでフレンチ・ブルドッグに似ていましたが、物語が進むにつれて、足が長くなり、輪郭もシャープになり、よりボストンテリアらしい姿に変化していきました。
名前の由来
イギーの名は、パンク界のゴッドファーザーと呼ばれるミュージシャン、イギー・ポップに由来します。裕福な生家出身ながら、音楽への傾倒とともに派手なパフォーマンスや薬物依存など、アウトローなエピソードも多いイギー・ポップの生涯は、キャラクター・イギーのイメージと重なる部分があります。
生い立ち
イギーは血統書付きの高貴な犬。元々はニューヨークの富裕層に飼われていましたが、高い知能により人間を見下すようになり家出。野良犬たちの王として君臨していた彼は、アブドゥルの必死の捕獲によりスピードワゴン財団に連れてこられます。そのため、イギーは当初から反抗的な態度をとり、承太郎一行を手こずらせていました。
イギーのユニークな性格
コーヒー味のチューインガムを好む、犬らしからぬ嗜好を持つイギー。高い知能ゆえに不遜で勝ち気な性格を持ち、特にポルナレフを見下し、髪をむしり取ったり顔に張り付いて放屁したりと、舐めきった態度を見せていました。しかし、彼は誇り高い精神の持ち主でもあり、ペットショップに襲われそうな犬好きの少年を、左前足を失うほどの死闘の末に救出。「やれやれ・・・犬好きの子供は見殺しには・・・できねーぜ!」の名言とともに、その真価を示しました。
ジョジョのイギーの能力
イギーのスタンド「愚者(ザ・フール)」は、砂を自在に操る特殊な能力を持ちます。通常は犬の姿をしていますが、翼や人の形にも変形可能。砂による攻撃と防御に優れ、変幻自在な特性を発揮します。
イギーの最期
むりやり連れてこられたイギーは、不本意ながら承太郎たちに協力することになります。ケニーG戦、ンドゥール戦、オインゴ&ボインゴ戦、ペットショップ戦で勝利に大きく貢献。DIOの館でのヴァニラ・アイス戦では、ポルナレフと共闘し、最後の力を振り絞ってポルナレフを救出。不敵な笑みを浮かべた後に絶命しました。しかし、見下していたポルナレフを仲間と認め、命を賭けて守った誇り高い姿から、今でも多くのファンに愛されています。
イギーが人気の理由
イギーの人気は、後半の活躍とポルナレフとのコンビネーションにありました。ペットショップとの戦いで、セリフを交えながら戦う姿が特に多くのファンを魅了しています。
最後に
ジョジョの犬『イギー』の物語は、「ジョジョの奇妙な冒険」の中で特に印象的なエピソードの一つです。その独特な性格と勇敢な行動から、ファンに愛され続けています。今後もイギーのような個性的なキャラクターが登場することを期待しながら、ジョジョの世界を楽しんでいきましょう!