人類の存続をかけた壮絶な闘いを描く『終末のワルキューレ』は、神々と人類の代表者たちによる一対一の死闘を通して、読者の心を熱くさせる人気漫画です。今回は、『終末のワルキューレ』の勝敗結果を振り返りながら、今後の展開について考察していきます。
ラグナロクの基本ルール
終末のワルキューレでは、人類と神々が13対13の一騎打ちを行います。先に7勝を挙げた側が勝者となり、人類側が勝てば1000年の猶予が与えられますが、神々側が勝てば人類は滅亡の運命を迎えることになります。人間の闘士たちは、戦乙女(ワルキューレ)の力を宿した「ヴァルキリー」という特別な武器を用いて戦います。この武器によって、不死の神々にも対抗できる力を得ているのです。
終末のワルキューレ勝敗結果
現在までに9回の試合が行われ、神々側が5勝、人類側が4勝という状況です。
第1回戦:トール vs 呂布奉先
北欧の雷神トールと中国三国時代の猛将・呂布の対決は、16分28秒にわたる激闘の末、トールの「覚醒雷槌」で決着。神側の勝利で幕を開けました。
第2回戦:ゼウス vs アダム
全神の父ゼウスと人類の始祖アダムによる試合は、7分13秒の短い時間ながら、強烈な打撃の応酬となりました。最終的にアダムは力尽きて敗北し、神側の2連勝となります。
第3回戦:ポセイドン vs 佐々木小次郎
海の神ポセイドンと日本の剣豪・佐々木小次郎の対決は、13分07秒の激闘の末、小次郎の「双燕斬虎万刃撩乱」が決め手となり、人類側初勝利を挙げました。
第4回戦:ヘラクレス vs ジャック・ザ・リッパー
正義の英雄ヘラクレスと悪名高きジャック・ザ・リッパーの対決は、26分57秒にわたる長い戦いとなりました。最後はジャックの「Dear GOD」で決着し、人類側が2勝目を獲得。
第5回戦:シヴァ vs 雷電為右衛門
破壊神シヴァと相撲の神様・雷電為右衛門の力と力がぶつかり合う試合は、11分16秒で決着。シヴァの「大切炎舞 デーヴァローカ」により、神側が3勝目を手にしました。
第6回戦:波旬 vs 釈迦
悪魔の王・波旬と仏教の開祖・釈迦の精神的な戦いは、21分37秒の後、釈迦の「天眼妙覚 大涅槃斬 マハーバリ ニルヴァーナ」で決着し、人類側の3勝目となりました。
第7回戦:ハデス vs 始皇帝
冥界の王ハデスと中国統一の皇帝・始皇帝の対決は、12分57秒の激闘の末、始皇帝の「始皇承力燕斬」が勝利を決め、ついに人類側が初めてリードする展開に。
第8回戦:ベルゼバブ vs ニコラ・テスラ
悪魔の貴族ベルゼバブと天才発明家テスラの対決は、18分06秒の戦いとなり、ベルゼバブの「悪魔の双角 ソラト・レシュ」により、神側が4勝目を獲得しました。
第9回戦:アポロン vs レオニダス王
太陽神アポロンとスパルタの王レオニダスの対決は、9分30秒で決着。アポロンの「魂を射抜く銀の矢 アリギュロトクソス」により、神側が5勝目を挙げ、リードを広げました。
人類存亡を懸けた第10回戦
現在、神々側が5勝、人類側が4勝と、神々側が優位に立っている状況です。次の第10回戦は、素戔嗚尊(スサノヲノミコト)vs沖田総司の対決が予定されており、人類存亡の危機を前に重要な意味を持ちます。もし人類側が敗れれば、神々側は7勝目に王手をかけること。未出場の闘士には、神側ではロキやアヌビス、オーディンなど、人類側ではラスプーチン、ノストラダムス、シモ・ヘイヘなどが控えています。
今後の予想
沖田総司は新選組の天才剣士として知られ、その早業と冴えわたる剣技で素戔嗚尊に立ち向かうことが予想されます。素戔嗚尊は荒々しい自然の神として強大な力を持ちますが、沖田の俊敏さが勝敗を分けるカギとなるかもしれません。また、残る人類側の闘士たちも強力な個性を持っており、特にノストラダムスの予知能力や、シモ・ヘイヘのスナイパーとしての正確さは、神々に対抗する大きな武器となるでしょう。
最後に
人類は絶望的な状況から立ち上がり、神々に挑み続けています。この壮絶な戦いの行方は、最後まで予断を許さないでしょう。人類の運命は、残された闘士たちの手に委ねられています。