漫画

【銀魂】エリザベスの中身は誰?謎の生物の正体とは?

【銀魂】エリザベスの中身は誰?謎の生物の正体とは?

銀魂の中でも特に謎に包まれたキャラクターといえば、桂小太郎の相棒「エリザベス」ではないでしょうか。プラカードで会話し、見た目はペンギンのような白い姿をしたこの不思議な生物の正体について、詳しく解説していきます。

銀魂エリザベスとは?

エリザベスは、攘夷志士の桂小太郎のパートナーとして常に行動を共にしている謎の生物です。身長180cm、体重123kgという大柄な体格で、見た目は白いペンギンのような姿をしています。坂本辰馬が桂に送ってきた「宇宙生物」という設定で、基本的にはプラカードを使ってコミュニケーションを取りますが、実は喋ることもできます。

銀魂エリザベスの中身は?正体が判明!

長い間謎に包まれていた銀魂のエリザベスの中身ですが、物語の終盤で衝撃の事実が明らかになりました。エリザベスの中身は「央国星三皇子・ドラゴニア」だったのです。ドラゴニアはハタ王子の兄で「戦の天才」と呼ばれていました。

ドラゴニアがエリザベスになった経緯は、戦中に崖から落ちた際に白い着ぐるみを着た軍団(蓮蓬)に遭遇し、命の危機を感じて最初に見かけたエリザベスに襲いかかったところ、エリザベスが自爆。何故かその後、ドラゴニア王子がエリザベスとなったという、銀魂らしい荒唐無稽な展開でした。

エリザベスはシフト制だった!

さらに驚くべきことに、エリザベスは「シフト制」で中の人が交代していることが明らかになりました。月曜日は「ヘルプエリザベス」、火曜日から日曜日までは「レギュラーエリザベス(ドラゴニア)」が担当していたのです。

月曜担当のヘルプエリザベスは、地球征服を企む幻の傭兵部族「蓮蓬(れんほう)」の将軍・江蓮(えれん)でした。当初は地球征服のために潜入していましたが、桂や地球人たちとの触れ合いで改心。物語途中で桂の元を離れましたが、その後も月曜日にはどこかで別のエリザベスが代役を務めていたのかもしれません。

驚きの戦闘能力

エリザベスはゆるキャラ風の外見とは裏腹に、高い戦闘能力を持っています。普段はプラカードを武器にして戦いますが、口からキャノン砲を発射したり、ドリルを出して地中を掘り進んだりと、様々な能力を発揮します。また、神楽と新八を両脇に抱えて走れるほどの腕力の持ち主です。

エリザベスの家族と恋愛事情

意外なことに、エリザベスには家族がいることも明らかになっています。長屋に住んでおり、人間の奥さんとエリザベスに似た見た目の子供と暮らしていました。ただし家族は1回しか登場せず、その後の詳細は不明です。

さらに、家族がいるにも関わらず、桂と長谷川泰三(マダオ)が入院していた病院の看護師・内野さんとも付き合うなど、プレイボーイな一面も垣間見せていました。

5年後のエリザベス

劇場版「銀魂完結編 万事屋よ永遠なれ」では5年後の世界が描かれ、そこに登場したエリザベスの姿は大きく変わっていました。全身白でありながら頭身は人間のようになり、しかもかなりマッチョな体型に。さらに土方十四郎と共にマヨラーになるという意外な展開も見せました。

実写版エリザベス

実写映画「銀魂」でエリザベスを演じたのは俳優の山田孝之さんでした。監督の福田雄一さんと共に、コメディ映画の経験を活かしたユニークな演技を披露しています。

まとめ

マスコット的存在であるエリザベスは、一見シンプルなキャラクターに見えて実は複雑な設定と深い物語を持つキャラクターでした。銀魂のエリザベスの中身はドラゴニア王子。シフト制で役割を交代し高い戦闘能力を持ち、家族さえいる。こうした謎めいた設定が、銀魂というシリーズの奥深さを象徴しているといえるでしょう。

最後まで読者を楽しませ続けた銀魂は、最終章で見事な完結を迎えましたが、エリザベスの魅力は色あせることなく、多くのファンの心に残り続けています。