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ロイマスタングとリザは結婚した?失明のその後についても考察!

ロイマスタングとリザは結婚した?失明のその後についても考察!

鋼の錬金術師ファンなら誰もが気になる、ロイ・マスタングとリザ・ホークアイの関係性。二人の絆の深さは作中で何度も描かれていますが、果たしてロイマスタングとリザは結婚という形になったのでしょうか。

また、マスタングが失明してしまった衝撃的な展開とその後の経緯についても、多くの読者が注目したポイントです。今回は、この二人の関係と、マスタングの失明から回復までの流れを詳しく見ていきましょう。

マスタングとリザの深い絆

二人の関係を語る上で欠かせないのが、その特別な絆の深さです。

運命的な出会いから始まった関係

マスタングとリザの関係は、リザの父親であるベルトルト・ホークアイから始まりました。優秀な錬金術師だったベルトルトは、若きマスタングに錬金術を教える師匠でした。

ベルトルトが生み出した焔の錬金術の秘密は、娘であるリザの背中に刺青として刻まれています。父の死後、リザはその秘密をマスタングに託し、彼が焔の錬金術師となるきっかけを作ったのです。この出来事が二人の運命を大きく変え、深い信頼関係の基盤となりました。

戦場で育まれた特別な信頼

イシュヴァール殲滅戦において、二人は共に戦場を駆け抜けました。マスタングが焔の錬金術で敵を倒し、リザが狙撃で彼を支える。この完璧なコンビネーションは、単なる上司と部下の関係を超えた特別なものでした。

戦場という極限状態の中で、お互いの命を預け合った経験が、二人の絆をより一層深いものにしたのです。

ロイマスタングの失明事件の真相

約束の日の最終決戦で起こった、マスタングの失明事件について詳しく見てみましょう。

人柱として狙われたマスタング

ホムンクルスのお父様が神の力を手に入れるためには、5人の人柱が必要でした。エドワード、アルフォンス、イズミ、ホーエンハイムに続く5人目として、ロイマスタングが標的とされました。

金歯の男(キング・ブラッドレイを作り出した研究者)は、マスタングを人柱にするため、あの手この手で人体錬成を強要しようとします。

リザの命を盾にした卑劣な作戦

マスタングが人体錬成を頑なに拒否すると、金歯の男はリザの肩を切って瀕死の状態にしました。愛する部下の命を救うために人体錬成をしろと迫る、実に卑劣な手段だったのです。

しかし、マスタングは最後まで人体錬成を拒否し続けます。この強い意志は、人体錬成の恐ろしさを理解していたからこそのものでした。

プライドによる強制的な人体錬成

結局、ホムンクルスのプライドが影の力を使って、マスタングを強制的に人体錬成の錬成陣に組み込みました。本人の意思に関係なく真理の扉を開かされてしまったのです。

この時の通行料として、マスタングは視力を失ってしまいました。真理は「国の先を見据えていた彼から、その未来を見る力を奪った」のです。

失明後のロイマスタングの戦い

視力を失ったマスタングですが、完全に戦闘不能になったわけではありませんでした。

リザとの完璧なコンビネーション

目が見えない状況でも、リザの的確な指示により、マスタングは焔の錬金術を使い続けました。フィンガースナップから手合わせ錬成に切り替わりましたが、火力は全く衰えていません。

むしろ手合わせ錬成により、防壁を作るなど、より万能な能力を発揮するようになりました。二人の信頼関係の深さが、この困難な状況を乗り越える原動力となったのです。

ロイマスタングとリザは結婚したのか?

多くのファンが気になる二人の恋愛関係について、作者の荒川弘先生が明確な答えを示しています。

作者が明言した「結婚しない」理由

荒川先生は画集『FULLMETAL ALCHEMIST 3』で、「二人は結婚しない」と明言しています。その理由は軍の規則にありました。

結婚してしまうと、軍の規則により、リザがマスタングの直属の部下として働くことができなくなってしまうのです。

お互いを守り続けるための選択

リザにとって、マスタングのそばにいて彼を守ることが何よりも大切でした。同様に、マスタングにとってもリザは信頼できる最高のパートナーです。

結婚という形にこだわるよりも、お互いを支え合い続けることを選んだのです。これは二人らしい、とても現実的で深い愛情の形と言えるでしょう。

心の中では「結婚している」関係

法的な結婚はしていませんが、二人の心の結びつきは夫婦以上のものがあります。お互いの人生を捧げ、命を預け合う関係性は、一般的な夫婦関係を超えた特別なものです。

作中でも、敵であるホムンクルスたちが二人の特別な関係を理解し、それを利用しようとする場面が何度も描かれています。

視力回復とその後の人生

最終決戦後、マスタングの視力はどうなったのでしょうか。

マルコーによる救いの手

ドクター・マルコーが賢者の石を持ってマスタングのもとを訪れました。イシュヴァール人として、過去の罪を償う意味も込めて、マスタングの視力回復を提案したのです。

この提案にはもちろん条件がありました。イシュヴァール政策に全力で取り組むことです。

イシュヴァール復興への献身

マスタングは条件を受け入れ、賢者の石により視力を取り戻しました。その後は約束通り、イシュヴァール政策に全力で取り組んでいます。

最終話の写真では、かつての敵であったスカーと共にイシュヴァール復興に尽力する姿が描かれています。過去の過ちを償い、真の平和を築くために奮闘する姿は、まさにマスタングらしいものでした。

最後に

2人の関係は、従来の恋愛関係とは異なる特別なものです。ロイマスタングとリザは結婚という形にはこだわらず、お互いを支え合い続けることを選んだ二人。法的な結婚以上に深い絆で結ばれた関係性は、多くの読者の心を打ちました。

失明という試練も、二人の絆をより一層深めるものとなりました。困難な状況でも完璧なコンビネーションを見せ、お互いへの信頼を証明したのです。

最終的にマスタングは視力を取り戻し、リザと共に新たな未来に向かって歩んでいきます。2人の物語は、真の愛情とは何かを私たちに教えてくれる、素晴らしいエピソードとして語り継がれることでしょう。