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【ジョジョ】吉良吉影が手に執着してるのはなぜ?スタンド能力など考察

【ジョジョ】吉良吉影が手に執着してるのはなぜ?スタンド能力など考察

ジョジョの奇妙な冒険第四部に登場する吉良吉影(きらよしかげ)は、敵キャラでありながら多くのファンを魅了する存在ですよね。彼の最大の特徴といえば、女性の手への異様な執着です。

今回は、吉良吉影が手に執着する理由や恐ろしいスタンド能力について深く掘り下げていきます。

吉良吉影という男の二面性

一見すると平凡なサラリーマンに見える吉良吉影。しかし、その内面には恐ろしい本性が隠されています。

平穏を求める殺人鬼

吉良吉影が何よりも大切にしているのは、波風の立たない日常生活でした。彼の部屋にあるトロフィーはすべて3位というのが象徴的ですね。1位だと目立ちすぎるし、かといって最下位では困る。妬まれず、注目も浴びない絶妙な順位を選んでいるんです。

表面上は無表情で無感情、まるで何も考えていないような雰囲気を醸し出しています。会社でも特に目立つこともなく、上司から褒められることも叱られることもない。そんな存在感の薄い生活こそが、彼にとっての理想だったわけです。

闘争心を持たず、勝ち負けにこだわらない。感情の起伏が激しくない植物のような心を理想としている彼ですが、その裏では連続殺人鬼という顔を持っています。矛盾しているようで、彼なりの理屈では筋が通っているのかもしれません。

吉良吉影は手に執着?

なぜ吉良吉影は手に固執するのか、その異常な性癖について考えてみましょう。

すべてはモナリザから始まった

きっかけは子供の頃に見た名画「モナリザ」だったといいます。その美しい手の描写に、幼い吉良は強烈な性的興奮を覚えてしまったのです。普通の子供なら忘れてしまうような経験が、彼の中では消えることなく成長と共に歪んでいきました。

17歳から始まった殺人は、48人もの犠牲者を出すことになります。彼は殺害した女性の手を切断して持ち歩き、話しかけたり、食事を与えたりまるで恋人のような行動をとっていたんですね。

家庭環境が生んだ歪み

原作者が明かした裏設定によると、吉良の家庭環境にも問題がありました。母親は可愛がりすぎて虐待に近い育て方をしており、父親はそれを黙認していたというのです。

歪んだ愛情を受けて育った結果、吉良の性的嗜好も歪んでしまったのかもしれません。ただし、これを悲しい過去として描くと「かわいそうな悪役」になってしまうため、少年誌では詳しく触れられませんでした。当時としては画期的な判断だったのでしょう。

キラークイーンの恐るべき能力

吉良吉影のスタンド「キラークイーン」は、シリーズ屈指の強力な能力を持っています。原作者自身も「最も厄介なスタンド」と語るほどの脅威です。

第一の爆弾:完全犯罪の切り札

基本となる能力は「触れたものを爆弾に変える」というシンプルながら恐ろしいものでした。起爆方法は吉良自身がスイッチを押すか、他の人が触れるか、物体に接触させるかの3通り。

この能力の恐ろしさは、爆発後に証拠が残らないことにあります。対象者を塵のように消し去ることができるため、最初の一件を除いて彼の犯行は公になっていませんでした。完全犯罪を可能にする能力といえますね。

第二の爆弾:シアーハートアタック

キラークイーンの左手から放たれる自動追尾型の爆弾が「シアーハートアタック」です。小型戦車のような見た目をしており、熱源に反応して自動で追いかけていきます。

この能力の優れている点は、吉良本人がその場を離れても攻撃を続けられることでした。自動操縦なので、吉良は安全な場所で待機しながら敵を排除できるわけですね。体温が高い標的を優先的に狙うため、大人数の中でも確実にターゲットを仕留められます。

スタープラチナのラッシュでも壊せないほど頑丈で、吉良本人も「弱点はない」と自信を持っていました。ただし、広瀬康一のエコーズACT3や仗助のクレイジーダイヤモンドとは相性が悪く、また使用後は本人が回収しなければならないという制約もあったんです。

第三の爆弾:バイツァ・ダストの脅威

追い詰められた吉良が矢に貫かれて目覚めた最終兵器が「バイツァ・ダスト」でした。この能力は「時間を吹き飛ばす」という規格外のものです。

仕組みはこうです。まず対象者Aにバイツァ・ダストを仕掛けます。そのAが誰かに吉良の正体を話そうとした瞬間、相手は爆死。そして時間が約1時間巻き戻り、同じ出来事が繰り返されるのです。

認識できるのは仕掛けられたAだけで、吉良本人すら時間が戻ったことに気づきません。この能力が完成していれば、吉良の追跡者全員を始末できていたかもしれませんね。

救急車が運んできた皮肉な結末

物語の終盤、ついに正体がバレた吉良は絶体絶命の状況に追い込まれます。

望んでいたものと正反対の最期

目立たない生活を何よりも望んでいた吉良でしたが、最後は消防隊員や仗助たちに囲まれるという最悪の事態になりました。バイツァ・ダストで逆転を図ろうとしたものの、承太郎のスタープラチナ・ザ・ワールドに阻まれてしまいます。

そして訪れた最期は、なんとバックしてきた救急車に轢かれるという呆気ないものでした。人を何十人も殺してきた殺人鬼の最後としては、あまりにも偶然的で皮肉な終わり方ですよね。

死後に待っていた真の恐怖

吉良の物語は死んでからも続きます。幽霊となった彼は、最初の犠牲者・杉本鈴美が待つ「振り向いてはいけない小道」へたどり着きました。

そこで初めて自分が死んだことを知らされた吉良は、ここでなら平穏な暮らしができるかもと考えます。しかし杉本鈴美の策略により、「安心なんて存在しない場所」へとスタンドごと引きずり込まれていったのです。

まとめ

吉良吉影は異常な性癖を持つ連続殺人鬼でありながら、どこか共感できる部分を持っているキャラクターといえます。平穏な日常を求める気持ちは誰にでもあるものですし、自分へのご褒美として何かを楽しむ感覚も理解できますよね。

ただ、その「ご褒美」が殺人だったというだけで、彼なりの幸福を追求していたのかもしれません。矛盾を抱えながらも筋の通った行動をとる姿が、多くのファンを惹きつける理由なのでしょう。

恐ろしくも魅力的な敵キャラクターとして、吉良吉影は今もなお語り継がれています。