妻、小学生になるはの2巻の全体的なあらすじとネタバレ。読んだ感想と今後の展開について紹介します。
妻、小学生になるは、一家の中心だった妻が急にいなくなったことで崩壊しかけた家族。そんな家族の元に、小学生に生まれ変わった妻が再び現れたことで、徐々に幸せを取り戻して行く感動の物語です。
家族の絆と、人の幸せとは・・?
こちらの記事は、「妻、小学生になる」2巻のネタバレを含んでいます。まだ、漫画を読んでいない方は、ご注意ください。
妻、小学生になる2巻【前巻までのあらすじ】
10年経っても、最愛の妻を失くしたショックから立ち直れずにいた新島圭介の元に、突如小学生が現れる。
「私は、新島貴恵!あんたの妻!」と言う言葉をにわかには信じられなかったが、本物の妻しか知り得ないことを知っていたこと、何より、雰囲気が“本物”であることを証明していた。
妻が、小学生になって戻ってきた。それまで、家でも会社でも、暗く心を閉ざしていた圭介は、徐々に明るさを取り戻していく。
圭介と貴恵の一人娘の麻衣も、ずっと家でふさぎこんでいたが、就職し直して社会人として一人前になろうと、努力しはじめる。
失くなったはずの妻が戻って来たことで、新島家は再び幸せな時間を取り戻して行くが、徐々に、問題も生じていく。
貴恵は、中身こそ圭介の妻で、麻衣の母親だが、実際は別の家庭の娘で小学生。そう簡単に、3人で暮らし始めるわけにもいかない。
圭介は、貴恵が成人したら再び結婚するつもりでいるが、貴恵は、本当にそれが3人にとって幸せなのか迷っている。
貴恵には大きな悩みがもう一つある。それは、生まれ変わった今の自分、白石万理華の家庭にある問題が原因だった。
妻、小学生になる2巻のネタバレ
妻、小学生になる2巻9話のネタバレ
「あんた、今日は家にいるって言ったわよね?」予定が急に無くなったせいで、予想よりも早く家に帰っていた母親に、黙って外出したことがバレた。
正直に、サッカーの試合を見に行っていたと答えるが、夕飯代のおつりを勝手にバス代に使っていたことがバレて、「親を騙してんじゃないわよ!」と叱られる。
母親が言っていることは、間違ってはいないのだが、万理華を見る目に、愛情というものはカケラも感じられない。
両親は、1年前に離婚していた。離婚する前から、たびたび喧嘩を繰り返し、酒癖の悪かった2人は、時に取っ組み合いの喧嘩をしていた。
いくら中身が大人とはいえ、小学生の体では2人を仲裁することなどできるはずもなく、離婚後も、母親の暴力に怯える日々を過ごしている。
妻、小学生になる2巻10話のネタバレ
母親に釘をさされてからも、万理華は、貴恵として新島家との時間を定期的にすごしている。
新島家の居心地が良すぎるせいで、今の家庭の環境がこれまで以上に辛く感じる。
しかし、もし新島家との関係が母親に知られたら、圭介と麻衣に迷惑がかかる・・。
圭介と麻衣のことを考えて、万理華は2人に会うのは次で最後と決める。
妻、小学生になる2巻11話のネタバレ
休日を楽しんで、家に帰って来た3人。「今日で会うのを最後にする。」と決めている貴恵のいつもと違う雰囲気を、圭介と麻衣は察していた。
貴恵が、意を決して話を切り出そうとしたとき、部屋の明かりが消える。
「お母さーん。誕生日、おめでとう!」ケーキを持った麻衣が現れる。
「ありがとう!」とお礼を言う貴恵に、麻衣は「・・ありがとうは、こちらこそだよ。」と、貴恵が戻って来たことを泣きながら喜ぶ。
麻衣の涙に、貴恵の涙腺も我慢の限界を超えた。
「我慢してたのに、麻衣がなくからー!!」「我慢することはないさ!泣いてしまえばいい。恥ずかしいことじゃないだろ。」
圭介、麻衣、貴恵は、涙を流しながら誕生日ケーキを頬張る。
「素直に会いたいときは会いに来たっていいよね。だって、今私、小学生なんだから。」
いつも、悩みがあっても誰かに相談することがなかった貴恵は、生まれ変わって小学生になったことで、素直に周りに頼ってもいい・・と考えられるようになっている。
変わっているのは、圭介と麻衣だけではないようだ。
妻、小学生になる2巻12話のネタバレ
万理華の家庭での問題は、根本的には解決していないものの、頼れる場所ができたことで、随分悩みはへったようだ。
しかし、圭介に好意をよせる職場の守屋さんの存在が新島家にさらなる変化を与えようとしている。
守谷さんは、圭介と距離を近づけるために、花火大会に誘う。
貴恵一筋の圭介にとって、浮気心など微塵もないが、守谷さんの強引な勧誘に根負けして、花火をみにいくことになる。
当日、守谷さんが飲み物を買いに行ったことで、一人になっていたところへ、偶然、学校の友達と花火を見に来ていた万理華と出会う。
圭介が、守谷さんと2人で花火を見に来ていることを知った貴恵。
本来、圭介が過ごすはずだった自分との大切な時間。それを埋めることができるのは、成長した自分なのか、それとも今、圭介の隣にいる女性なのか。
頭上に打ち上がる大きな花火を見ながら、何が圭介にとって幸せなのかを考えていた。
妻、小学生になる2巻13話のネタバレ
職場の同僚に強引に誘われて、合コンに参加することになった麻衣。これまで、あまり人と会話をしてこなかったせいで、緊張してうまく話せずにいたが、帰り際に、一人の男性に連絡先を聞かれる。
合コンで知り合った男性とデートをすることになったと話す麻衣。当然、圭介は娘が変な男に騙されやしないか気が気でならない。
一方の貴恵は、自分たちの娘を信じなさい!といってドンと麻衣をデートへと送り出す。これでは一体どちらが父親なんだか・・笑。
「大切なのは、よく人を見ること・・。」母のアドバイスを受けて、麻衣は初めてのデートへと向かう。
妻、小学生になる2巻14話のネタバレ
麻衣をデートに誘った男性の人間性は、よく見るまでもなく、酷いものだった。
汚い食べ方。会話は一方的な上司の愚痴ばかり、挙げ句の果てに、飲酒運転。
貴恵の命を奪うことになったのが交通事故だったため、男が酒を飲んで車を運転しようとすることに、激高する麻衣。
「一緒に食事してあなたのことはわかりました。もう連絡してこないでください。」そう告げて、麻衣はタクシーに乗って帰ることにする。
家に帰ると、圭介が「大丈夫だったか!!」とものすごい剣幕でやってきた。
初デートの男性が散々な男だったことで少し落ち込んではいたものの、圭介の様子をみて、なんだかそんな悩みもどこかへ吹き飛んでいったようだ。
妻、小学生になる2巻15話のネタバレ
職場で圭介に思いを寄せる守屋さん。友達の詩織のアドバイスを受け、3人でバーベキューをすることになったのだが、圭介はその場に貴恵も連れて来ていた。
もっと大人数でバーベキューをやると圭介から聞いていた貴恵は、このバーベキューは、守屋さんが、圭介に女子力をアピールするするためのイベントであることに気づく。
自分が、この場にいることは守屋さんと詩織にとっては予想外で、とんでもないところに来てしまったと嘆く。
詩織は、守屋さんと圭介が2人きりになれるように色々と画策するのだが、肝心の守屋さんが勇気を出せないでいる。
妻、小学生になる2巻16話のネタバレ
貴恵は、自分の旦那に好意を寄せる守屋さんのことを、敵視するようなことはしていない。
守屋さんは、料理ができて、家庭的で、とても優しい女性だ。あとは、少しでも自分に自信が持てれば・・。
圭介は、自分が成長したら、また一緒に過ごすと考えているようだが、生まれ変わって、前世の記憶があるという、奇跡のような時間がいつまでも続く保証はない。
ひょっとしたら、麻衣が誰かと結婚して家を出て行った後、圭介が一人ぼっちで寂しい思いをすることになるかもしれない。
圭介の幸せを本当に考えるなら、守屋さんのような存在がいてくれたほうがいいと考えていた。
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妻、小学生になるの感想と考察
今後の展開
妻、小学生になるの物語は、この後、「万理華と母親との関係」。「圭介と守屋さんの関係」を軸に展開していく。
万理華の母親は、わかりやすく悪役に描かれているが「どいつもこいつも嘘ばっかつきやがって!」と叫んでいることから、過去にあった出来事が原因であるため、何かをきっかけに変わる可能性がある。
一方、圭介の守屋さんの関係は、圭介に再婚の意思が全くないため、進展することは難しい状況。
ただ、守屋さんの好意を知っても、貴恵は「圭介の幸せ」を一番に考えて行動できたが、麻衣はきっと「貴恵の幸せ」を一番に考えるため、そう簡単にうけいれることはできないはず。
感想
圭介と麻衣のことを考えて、会うことをやめようと決意していた貴恵が、逆に家族の絆の深さによって救われるシーンが何度見てもじーんとくる。
「泣いてしまえばいい。恥ずかしいことじゃないだろ。」素直に感情を出したり、助けを求めたりすることができる居場所。貴恵にとって、新島家は紛れもなく、家族なんだなと感じる。
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※本ページの情報は2023年2月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXTサイトにてご確認ください。