ダイの大冒険

マトリフの名言〜ただのエロじじいじゃない〜

ダイの大冒険|マトリフの名言

ダイの大冒険のマトリフは、色々な名言を口にしています。また、人間嫌いのマトリフが話す言葉には、なぜか重みがあり、中には、人との接し方を変えてくれるようなものまであります。

そこで、マトリフの名言を紹介しながら、彼の魅力を伝えたいと思います。

ダイの大冒険のマトリフ

ダイの大冒険のマトリフは、ポップの師匠であり、かつては、大魔導士として、アバンと共に魔王ハドラーと戦った経歴を持つすごい人です。

マトリフが初めて登場するのは、ダイたちが、フレイザードとの闘いに破れ、バルジ島から逃げ出した時です。

マトリフもまた、人間の自分勝手な部分に嫌気がさし、人間と関わることを避けて、洞窟で1人暮らしをしていました。

バランのように、人間を滅ぼそうとまではしませんでしたが、その気になれば、小さな国一つくらいなら消し飛ばすことくらい、やってのける実力を持っています。

根は優しい人

マトリフが、かつてアバンと一緒に魔王と戦った魔法使いであることを知ると、

「レオナ姫を助けてください・・!」、とお願いするのですが、マトリフは、鼻をほじりながら「いやだ」とあっさり断ってしまいます。

困っている時だけ、一生懸命ご機嫌とって従順な態度を示しても、いざ助かったら、また手のひらを返して、邪魔者扱いするとわかっていたからです。

しかし、それでもダイが必死にお願いすると、「話を聞かせてみろ。」と言って助けようとしてくれるのでした。

表向きは、偏屈ですが、本当は、他人の誠意を無下にしたり、真剣に何かをしようとしている人間を放っておくことができない、やさしい人物でした。

エロじじい

しかし、マトリフはとにかく女好きのエロじじいでした笑。

マァムやエイミといった若くて可愛い女の子が近くにいると、触らずにはいられない性分なようです笑

マァムは、武闘家のロカを父親に持つだけあって、腕力があるので、マトリフをぶん殴って返り討ちにできるんですが、エイミの場合、体をワナワナと震わせて、

「シリアスな顔してお尻触るのやめてもらえますか?」

と言うしかないみたいです。

ポップが成長するまでは、間違いなく人間の中では最強の魔法使いなので、タチが悪いです笑

マトリフの名言

偏屈で人間嫌いなマトリフですが、気に入った人間に対しては、親切にしてあげています。

そして、これまでの人生経験から、洞察力と先見性がとても高くて、ダイや弟子のポップが壁にぶつかった時、その壁を乗り越えるきっかけになるような言葉をかけてくれます。

マトリフの名言は、人生観、仕事面などにおいて、参考になるものが多いので、少しだけ紹介したいと思います。

仕事で使える名言

「生意気抜かすな!

魔法使いの魔法ってのはな、

仲間を守るためのものなんだ」

雑用や、任せた仕事の役割や目的を、まともに理解しようともせずに「こんなのは私の仕事じゃない」という部下に、ビシッと言ってやりたいときに使えるセリフです。

「あのガキ、とんでもねぇ甘ったれだぜ。

追いつめられなきゃ絶対に努力しやがらねぇ。」

これは、セリフとして使うというより、部下の特性によっては、時にスパルタが必要ということを教えてくれる言葉です。

今日ほどおまえを大した奴だと思ったことは・・・無いっ!

部下が、任せた仕事を完璧にこなしたり、大きな成果を出した時、これほど伝わるセリフはそうそうないなって思います。

悩む仲間にかける名言

勇者はなんでもできる。

だが力だったら戦士の方が上だ。魔法だって魔法使いにゃかなわねぇ

なんでもできる反面、なんにもできないのが勇者って人種さ・・・

だが、勇者にも一つだけほかの奴には真似できない最強の武器がある・・・

勇者の武器は“勇気”だよ!

個性がないことで悩んでいる人や、全てを手に入れようとして悩んでいる人

そんな悩みを持つ仲間には、誰にも真似できない武器が一つでもあればいいということを伝えてあげればいいんだって気付かされます。

いいかポップ

おまえはまだ若い

無理せずともいずれは強力な呪文が身につく・・・

結果を出すことに焦る仲間に、コツコツ地道に努力を続ける事が、一番の近道だと伝えたい時に使えます。

生き方を変える名言

「ダイの力になってやれ。

あいつは近いうちに必ず大きな壁にぶちあたる。

勇者としてではなく、人間として・・・だ

そんな時が来たら、おまえが支えてやるんだ。

仲間や友達がつらいとき、隣で支えてあげられるような優しく強い人間になってやれ・・ということですね。

マトリフは、最初はトゲのある厳しい人でしたが、だんだんと丸くなり、素直な言葉を口にするようになっていきます。

竜の騎士の運命を知った時、ダイとおまえたちが精神的に傷つくことはわかっていた
そんな時にゃ、オレは何もしてやれん

救ってやれるのは・・・あいつしかいないと思ってこれを探してきたんだ

人間嫌いだったマトリフが、誰に頼まれるでもなく、ダイたちのために、手間をかけていたのです。

でも、この頃はまだ、素直になれず、照れ隠しで

ケツに卵のカラがついたヒヨコのおまえたちにゃありがたい品物だろ?

ま、大事にしな・・・

と、わざと憎まれ口を叩いています笑。

マトリフとポップの師弟関係

マトリフは、弟子のポップに対しては、人一倍気にかけてあげています。

最初は、「あんな弱そうな魔法使いは初めて見た。」と、マァムに話していますが、ポップが成長するにつれて、徐々に変わっていきます。

ポップも、マトリフのことをアバンと同じくらい尊敬するようになっていきます。

ポップが強敵のハドラー親衛隊を戦うことになった時、

マトリフは体に大きな負担をかけてまで、最強の呪文、メドローアを授けようとします。

こ・・・この呪文は同じ呪文をぶつけなければ相殺できねえ・・・!

つまり、二つの呪文の合成に成功しなきゃ・・・

おめえはこの世から消えちまうってわけさっ!!

自分の体を投げ打って、下手すれば自分も、ポップもこの世からいなくなる可能性のある方法で、メドローアを授けようとします。

ポップは、自分にメドローアが向けられた状態で、最初は避けることを考えるのですが、マトリフの口の端に血が滲んでいるのをみて、思い直します。

“師匠(マトリフ)が、命がけで自分に最強の切り札を教えてくれようとしている”

だから、自分も命をかけないと、二度とこの人を師匠と呼ぶ事ができない!!

と、命がけでメドローアに立ち向かうことを覚悟するのでした。

マトリフは、ポップが自分の覚悟に命がけで応えてくれたことに、

ありがとよ・・。

と、ポップには聞こえないようにこぼします。

世の中には、「ありがとう」という言葉がたくさん飛び交っていますが、これほど、重く響く「ありがとう」という言葉を、私は他に知りません・・。

大魔王バーンと最終決戦を迎える日の前日、ポップは、これまでで最も大きな壁にぶち当たっていました。

そんなポップに

オレにはおめえの悩みが見当つかねえ・・・
今まで鼻タレだと思ってどやしまくっていたガキがとうとうそんな次元まで
たどりついたのかと思うと妙にうれしいやらさびしいやら・・・
なんだかむずがゆい気持ちになっちまった

オレにゃあ女房も子供もいなかったが、子を持つ親の気持ちってやつぁ
こんなもんなのかもしれねえなあ・・・

と、まるで父親のような言葉をかけてあげています。

さらに、

・・・自分を信じろ!!

おまえがすべてにめぐまれたヤツなら ここまでにゃあなれなかった
弱っちい武器屋の息子だからこそ、だれよりも強くアバンにあこがれ
苦闘の道も歯をくいしばってこれたんだ!

自信を持て!!
おまえは強い!!

オレの・・・自慢の弟子だっ!!

と続けます。

出会った頃のマトリフからは想像もつかないようなセリフです。

ダイやポップたちと出会う事で、変わっていったのは、マトリフも同じだったみたいです。

ポップに、卒業の証のような言葉を授け、大魔王バーンとの最終決戦に送り出すマトリフ・・。

このあと、最終決戦の終盤でも、マトリフが登場するめちゃくちゃかっこいいシーンがあります。

ダイの大冒険の中でも、私が好きなシーンの一つです。

まとめ

アバンやマトリフのように、強くて、魅力的な人間というのは、どうしてこうも余裕や貫禄があるのでしょう。

でも逆に、余裕や貫禄があるからといって、強くて魅力的とは限らないんですよね。

きっと、大きな壁にも立ち向かい、乗り越えることで、そういう存在感(オーラ)を出せるようになるものなんでしょうね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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