「妻、小学生になる」64話のネタバレについてご紹介します。
64話は、2020年11月20日発売の「週刊漫画TIMES 2020年12/4・11合併号」に掲載されています。
圭介が、守屋さんに本当のことを伝えてしまったことで、貴恵(万理華)は守屋さんと二人きりで話をすることになります。
「自分がうまく誤魔化せばいいか」と、秘密を隠し通すつもりで待ち合わせ場所へ向かう貴恵ですが・・。
妻、小学生になる【64話】のネタバレ
「妻、小学生になる」64話のネタバレについてご紹介していきます。
64話のストーリーの主な流れはこちら!
- ファミレスで待ち合わせする守屋さんと万理華(貴恵)
- 万理華が貴恵の生まれ変わりであることを信じるという守屋さん
- 貴恵は守屋さんの純粋な気持ちについ本当のことを話してしまう
- 貴恵の今の状況は「ずるい」と守屋さんは泣きながら話す
守屋さんとの待ち合わせ場所のファミレスへ向かう万理華(貴恵)
「やれやれ・・大変なことになったわね。」と、その足取りは重たい。
圭介が万理華に何か変なことを言ったのか、逆に万理華が圭介におかしなことを吹き込んだのか、いずれにしても、守屋さんは自分が貴恵の生まれ変わりであることを信じてはいないだろう・・そう考えていた。
「私がうまく誤魔化せば、全て丸く収まる」
守屋さんに対して、罪悪感はあるがそうすることが一番いいと判断する。
ファミレスで向かい合う万理華と守屋さん。とても小学生と大人には見えない真剣な空気が立ち込めている。
守屋さんがどう切り出していいか迷っているのだと感じた貴恵は、あえて自分から話を切り出す。
「圭介おじさんから聞きました・・圭介おじさん、たまに変なこと突然言いだすんですよね。」「私も、面白いから圭介おじさんに合わせちゃったんです・・」
会話の主導権を握るように、一気にまくし立てた後、一呼吸置いて守屋さんが口を開く。
「大丈夫です・・・。私は、新島さんの言葉を信じてます。」
まさかこんな嘘みたいな話を信じるだなんて言われるとは思っておらず、貴恵は動揺を隠せない。
最初は信じられないと思った・・それでも、新島さんがこんな嘘をつくとは思えなかった。
新島さんは自分をふるにしても、正直に本当のことを話す人だと信じている。
だから、こんなにも真剣に好きになったんだろう・・。
少なくとも、新島さんは万理華が貴恵の生まれ変わりであると本気で信じている。事実がどうであれ、その点だけは間違いないと守屋さんは言うのだった。
そして、プロポーズの場所や、旅行先など圭介の妻でないと知り得ないことを万理華が知っていたことよりも、万理華が作ったお弁当を食べた時に、万理華が本当に貴恵の生まれ変わりなんだと確信した、と圭介が話していたと言う。
確かに、圭介が自分の隣で毎日食べている貴恵が作ったお弁当はとても素敵で、愛情のようなものを感じた・・。
「だから私も信じます・・あなたは亡くなった奥さんの生まれ変わりなんですね・・」
守屋さんのあまりに真剣な表情と、圭介に対する想いを感じた貴恵は、「信じてくれるんですか?」と、念を押すように聞く。
「・・はい。」
守屋さんの返事が変わらないことを確認して、貴恵は意を決して告げる。
「私は新島貴恵。新島圭介の妻の生まれ変わりです。」
自分にもなぜこうなってしまったのかはわからないけど、過去の記憶を持っていることは確かで、圭介は自分が現れたことで、「妻が健在である」と思っている。だから、他の人と結婚する気はないだろう・・
ここまで言えば、守屋さんもきちんと気持ちを切り替えられる、そう思った貴恵だったのだが、守屋さんは予想だにしない言葉を口にする。
生まれ変わって、好きだった人に会って、もう一度人生を好きな人とともに過ごそうとしている。
「それって・・ずるくないですか?」
こんな形でも、妻がいるとなれば自分が身を引くしかない。嫉妬とも、愚痴とも言えない、守屋さんの本心。
今日は、このことを伝えに来のだと言う。
帰り道、万理華は守屋さんが言った「ずるい」という言葉を頭の中で反芻していた・・。
妻、小学生になる【64話】の感想
64話で、また一人新島家の秘密を知る人が増えてしまいました。
「それってずるくないですか」という言葉には、守屋さんのいろいろな気持ちが含まれていますね。
どんなに年齢が離れていても、自分は新島さんのことをあきらめない。
そう決意していたところに、「生まれ変わりの妻」という最強の手札を出されたわけです。
圭介が普通に他の女性を好きになってその人を選ぶならまだあきらめがつく・・。
それが、どうしてこんな嘘みたいで、奇跡としか言いようのない確率でおこる出来事のために、自分が身を引かなければならないのか。
圭介のことが本気で好きだからこそ、「どうして・・!?」という想いが強いんだと思います。
最初に「ずるい」という言葉を聞いた時、「え?なんで?」と感じてしまったのですが、何度も読み返すと、それが単なる嫉妬でも、愚痴でもなく、まさに「ずるい」という言葉以外にないなって思うようになりました。
まとめ
以上、「妻、小学生になる64話のネタバレ」についてご紹介しました。
新島家の秘密を知る人がまた一人増えてしまいました。
守屋さんが、貴恵に「ずるい」と言いたくなる気持ちはとてもよくわかります。
突然の事故とはいえ、一度は終わった人生だったはずなのに、貴恵はまたこうして最愛の人と共に過ごそうとしている。それなのに、自分は一度も時間を共有することなくあきらめなければならない・・。
やはり、本当のことは話すべきではなかったのかもしれません・・。
それに、守屋さんも秘密を知ってしまったことで、ますます貴恵の記憶を失って、元の万理華に戻ってしまう日が近づいた気がしてなりません。
そうなった時、新島家や守屋さん、そして白石家はどうなっているんでしょうか・・?