「妻、小学生になる」65話のネタバレについてご紹介します。
65話は、2020年12月4日発売の「週刊漫画TIMES 2020年12/18号」に掲載されています。
職場で、守屋さんは圭介に対してよそよそしい態度をとるようになります。
これまで、よくお昼ご飯を一緒に食べていましたが、告白してフラれてからは別々に食べるようになりました。
一方、貴恵も守屋さんと二人きりで話して「ずるい」と言われた事で、色々と気を重くしている様子です。
前話のネタバレについてはこちらをご覧ください。
▶︎▶︎妻、小学生になる【64話】のネタバレ〜「それってずるい!」守屋さんの本音に貴恵は・・〜
妻、小学生になる【65話】のネタバレ
「妻、小学生になる」65話のネタバレについてご紹介していきます。
65話のストーリーの主な流れはこちら!
- 守屋さんがお昼ごはんを一緒に食べるのを止めたため、昔のように一人でベンチに座ってお弁当を食べる圭介
- 貴恵は、守屋さんに本当のことを話したことを圭介に電話で伝える
- 職場の部下の宇田が圭介に「時間は有限だから告白するなら早い方がいい」とアドバイスをもらったことに対してお礼を言いに来る
- 貴恵は学校でも、守屋さんに言われた「ずるい」という言葉について考え込む
- 守屋さんは、友人の詩織に告白した結果を報告する
圭介に告白をした日以降、守屋さんは圭介と距離を置こうとしている。
書類の確認をお願いするときにも、以前のような笑顔はなくどこかよそよそしい。
守屋さんの様子がこれまでと違うことは、さすがに鈍感の圭介でも気づいていた。
お昼休み。いつもならベンチに座って一緒にお弁当を食べていたはずだが、今日は圭介の隣に守屋さんの姿はない。
貴恵が作ってくれたお弁当を昔と同じように一人で食べながら、昨夜の貴恵との電話を思い返す。
「た、貴恵・・守屋君どうだった?」
圭介が尋ねると、貴恵はいつもとは違う、どこか元気のない声で答える。
「守屋さんはピュアすぎてほとんどあなたの言ったことを信じてたみたいだったわ」「だから私も本当のこと全部言っちゃったわよ。」
守屋さんが、非現実的すぎる生まれ変わりの話を信じていたことに圭介は驚く。
とりあえず、このことは秘密にしてくれると話してくれていたから問題はないと伝える貴恵。
貴恵の脳裏には、泣きながら「ずるい」と言う守屋さんが浮かんでいる。
「・・貴恵?」と、圭介が貴恵の様子を心配するように話しかける。
新島貴恵として守屋さんに接するのは初めてだったから、その気苦労は凄まじいものだったに違いない。
圭介は、改めてお礼を言ったあとで、麻衣にはどう説明するか相談する。
「私から説明しておくわ。」と貴恵は答える。この手の話の説明は貴恵の方がうまくできるし、麻衣と守屋さんの間にも交流があるため、麻衣も事情を知っておいた方がいいと考えたからだ。
そんな風に、圭介が昨夜のことを思い返していると、職場の部下の宇田くんがやってきた。
宇田君は、守屋さんが圭介に告白する前に、守屋さんに好意を伝えるも、「好きな人が他にいる」とフラれてしまっている。その相手がまさか隣に座る圭介だとは思ってもいないだろう。
宇田君は以前、飲みの場で圭介から「時間は有限だから告白するなら早い方がいい」とアドバイスをもらっていた。
その言葉どおり、告白してフラれてしまったが、告白したことで景色が変わり、なんだか早めに前を向けそうな気がすると圭介に言う。
「だから、今日は新島さんにお礼を言いたくてきました。」
律儀にお礼をしてくれた宇田くんに、圭介は「宇田君が自分で勇気を出して行動しただけさ。自分の力だよ。」と答える。
その言葉に、「新島さんならそう言うと思ってましたよ。本当に優しいっすね。」と笑いながら言う。
「これからも仕事も人生相談のこともよろしくお願いします。」と言って、宇田君はその場を後にした。
「勇気を出して行動した」という自分の言葉を思い返して、「守屋くんも相当・・」と考え込む圭介・・。
「それってずるくないですか?」
貴恵は教室の席で、また守屋さんの言葉を思い返している。
守屋さんは圭介が妻を失くして独り身で寂しくしていたところを見て、支えてあげたいって気持ちで思いを寄せていた・・。
それなのに、「実は妻が生まれ変わって小学生の姿になって、今もそばにいる」という事実を知ったとなると同情したくもなる・・。
そして、もしも自分が生まれ変わっていなければ圭介も、守屋さんと新しい人生を歩む選択をしたのだろうか・・。
少なくとも、今は自分がいるのだから圭介が守屋さんを選ぶことはない。でも、自分がいなかったら・・。
貴恵は同じことを何度も何度も頭の中で繰り返す・・。
「・・なるほど。だめだったのね・・。」
守屋さんは親友の詩織に、告白した結果を伝えている。
理由を聞くと、守屋さんは「前の奥さんのことが・・」と言葉を濁して答える。
「なるほど・・。相当好きで亡くなっても忘れられないってことね・・」と詩織は理解するが、当然ながら何度か会っている小学生の万理華がその妻の貴恵であることは想像すらしていない。
詩織は、「諦めるのはまだ早いんじゃない?」というのだが、守屋さんは「無理だよ。」と頭ごなしに否定する。
「むしろここから頑張って振り向かせる・・ってなるかと」と、予想とは違う守屋さんの言葉に動揺を隠せない。
「ちょっと心が折れちゃったかな・・」という守屋さんを見て、詩織は気持ちを切り替える方向に会話を運ぶ。
「もう私と一緒に合コン行きましょう!とりあえず今週末高級なレストランでも行って元気出しましょう!」
詩織の励ましに、守屋さんは感謝を伝える。
翌日、いつもと同じように貴恵は圭介にお弁当を渡す。
「だんだん気温も暖かくなってきたな。」
思えば、貴恵が小学生として再び新島家に戻ってきてからちょうど一年が経とうとしている。
いろいろあったけど今が一番落ちつている。
「これからもよろしくな。」と圭介は貴恵に改めて言う。
「ええ、それじゃ。」といって、学校へ向かおうとする貴恵。
その途中で足を止めて、圭介にこう尋ねる。
「私が生まれ変わって戻ってきてよかった・・かな?」
圭介は突然の質問に一瞬驚くも、すぐに「当たり前だろ?本当に戻ってきてくれて俺は幸せだよ。」
と笑顔で答える。
「・・・ありがとう」
そう答える貴恵の表情はなぜだか少し曇っている・・。
その日も、お昼ご飯をベンチに座って食べる圭介の隣に、守屋さんの姿はない・・。
次回へ続く。
妻、小学生になる【65話】の感想
守屋さんの告白は、思ってた以上に、圭介と貴恵に大きな影響を与えました。
圭介は、守屋さんが真剣に自分に好意を寄せてくれていたことに気づき、その思いは自分が貴恵に対して想う気持ちと変わらないと感じていたように思います。
それくらい真剣な気持ちを自分は受け入れることができなかった。そこに罪はなくとも、なんとなく罪悪感のようなものを感じているのかもしれません。
一方、貴恵は、「それてずるいです。」と言われたことにかなり気を重くしている様子でした。
自分が生まれ変わってきていなければ、圭介はまた別の人生を歩み始めたのかもしれない。守屋さんにも、圭介との幸せな未来があったのかもしれない・・。
そう考えると、自分は本当に戻ってきてよかったのか、と思い悩むのも無理はないですね。
「貴恵が戻ってきてからちょうど一年が経とうとしている。」ということもあり、より一層、万理華の中から貴恵の記憶が消える日が近づいてきている気がしてならないですね。
まとめ
以上、「妻、小学生になる65話のネタバレ」についてご紹介しました。
守屋さんの告白が、圭介と貴恵に与えた影響について語られる回となりました。
そして、「生まれ変わってちょうど一年」ということで、万理華の中から貴恵の記憶が消えてしまう日が近づいている・・?