2004年から20年以上連載されている『D.Gray-man』。ファンのあいだではディーグレイマンが完結しないのではないかという声が長年ささやかれており、気になっている方も多いのではないでしょうか。この記事では、現在の連載状況や休載の背景、そして今後の展開を整理してお伝えします。

現在の連載状況は?完結しているの?

結論からいうと、D.Gray-manは2026年4月現在も連載が続いています。現在の掲載誌はジャンプSQ.RISEで、季刊ペース(年4回)での掲載形態が続いています。単行本は既刊29巻まで刊行されており、最新の29巻は2025年7月に発売されました。

物語はいまだ未完の状態で、完結を知らせる公式アナウンスも一切ありません。

なぜ長期連載になっているのか

2004年の週刊少年ジャンプ連載開始から数えると、2026年で22年目に突入しています。これほど連載が長引いている最大の要因は、作者・星野桂さんの体調面の問題です。週刊連載の過酷なペースに体が追いつかなくなり、2009年に月刊誌のジャンプスクエアへと移籍。その後も長期休載を繰り返しながら掲載誌を変え、現在のジャンプSQ.RISEでの季刊連載に落ち着いたのは2021年のことです。

集英社側も作者の健康を最優先に考えたスケジュール管理をおこなっており、長期的な完結を見据えたサポート体制が整っています。現在の季刊ペースという連載形態は、クオリティを保ちながら物語を前進させるための対応策として機能しています。

掲載誌の変遷をまとめると

時期掲載誌掲載ペース
2004年〜週刊少年ジャンプ週刊
2009年〜ジャンプスクエア月刊
2013年〜ジャンプSQ.CROWN不定期
2021年〜ジャンプSQ.RISE季刊(年4回)

こうして見ると、少しずつ掲載ペースが落ち着いてきたことがわかります。現在の季刊というスタイルが、いまのD.Gray-manにとっては最適解といえるでしょう。

物語は終わりに向かっているのか

長い休載や移籍が続いてきただけに、「本当に終わるの?」と不安に感じているファンも少なくないはずです。

終盤フェーズに入っていると考えてよい

ディーグレイマンが完結しないという声はよく聞かれますが、現在の物語の進み方を見ると、確実に終盤へ向かっているのがわかります。最新刊の29巻では、ノアの一族の真実やイノセンスの秘密といった作品の根幹に関わる情報が描かれており、長年張り巡らされてきた伏線が少しずつ回収されはじめています。

星野桂さん自身も「描きたい終わりがある」と語っており、結末のビジョンはすでに明確に持っているとのこと。構想が固まっているという点は、ファンにとって大きな安心材料ではないでしょうか。

最終決戦への布石が着々と

現在の展開では、主人公アレン・ウォーカーと千年伯爵の対立が核心に迫っています。アレンの中に宿る14番目(ネア)の存在、ノア側の真の目的、イノセンスの意思など、物語を貫くテーマがひとつひとつ明らかになってきています。

各キャラクターの物語も収束の兆しを見せています。神田ユウとアルマをめぐる過去、リナリーの秘密、ラビとブックマン一族の使命……それぞれが最終章へ向けて動き出している印象です。

残されている主な伏線

物語が終盤とはいえ、まだ回収されていない伏線も多く残っています。どんな謎が残っているのか、主なものを見ていきましょう。

千年伯爵の二重人格の謎

伯爵は二層構造の人格を持っており、本体とネアの兄という関係がいまだ完全には解明されていません。なぜそうなったのか、ネアの裏切りの本当の理由も含めて、多くの謎が残されたままです。長年の因縁がどう描かれるか、物語の核心に直結する部分でもあります。

イノセンスの意思とハートの所在

ハートのイノセンスが誰に宿っているのかは依然として不明のまま。イノセンスが自らの意思で適合者を選ぶ理由も、まだ明確には語られていません。この謎が明かされるタイミングが、物語のひとつの山場になりそうです。

アレンのネア化問題

アレンの体は徐々にネアへと変化しており、いつ完全に覚醒するのか、アレン自身の意識が失われてしまうのかどうか。これは物語全体を左右する最大の爆弾といっても過言ではないでしょう。アレンがアレンとして生き続けられるのかどうか、読者最大の関心事のひとつです。

ラビとブックマン一族の目的

ラビが記録し続けてきた「世界の真実」とは何なのか。ブックマン一族がこの戦いに関わる本当の理由も、まだ明かされていません。ラビ自身がアレンたちとどう向き合い、どんな選択をするのかも見逃せないポイントです。

完結までの見通しは?

気になるのはやはり「いつ終わるのか」というところですよね。

現実的には数年かかる見込み

現在の季刊ペースを前提にすると、単行本は年1巻ほどのペースで刊行されることになります。物語の規模や残された伏線の数を考えると、30巻台後半から40巻前後での完結が現実的なラインとして語られています。

次巻の30巻については、2028年ごろの発売が見込まれているとの情報もあります。すぐに完結とはならないものの、物語は着実に前進しているので焦らず見守りたいところです。

急がず丁寧に完結させる姿勢

星野桂さんは、物語を急ぐことなく丁寧に描き上げたいという思いを持っているとされています。季刊連載になってからは1話あたりのページ数も充実しており、濃密な内容で読者を満足させています。

掲載間隔が空くぶん、1話1話の密度が高くなっているのがいまのD.Gray-manの特徴です。スローペースを嘆くよりも、その濃さを楽しむスタンスで追いかけると、長期連載ならではの魅力をより深く味わえるかもしれません。

まとめ

ディーグレイマンが完結しないまま年月が過ぎていることは事実ですが、物語は確実に終わりへ向かっています。作者の体調を最優先にしながら、質の高い作品を届けようとする姿勢は一貫して変わっていません。

残されたたくさんの伏線、アレンの最終的な選択、千年伯爵との決着——その全てがどう収束するのか、ゆっくりと待ちながら見届けていきましょう。22年分の積み重ねがある物語だからこそ、完結したときの感動はきっとひとしおのはずです。