薬屋のひとりごとの壬氏がついに猫猫にプロポーズしました!
掲載されているのは、「薬屋のひとりごと(小説版)の7巻」の十八話「男女の駆け引き」です。
果たして結果はどうなったのか?とても気になりますが、実は二人はすでにファーストキスも済ませています。
きゅんきゅんしてしまうこと間違いなしの、プロポーズシーンとファーストキスシーンについて、ご紹介していきます!
薬屋のひとりごとの壬氏がプロポーズ
小説版「薬屋のひとりごと」の7巻で、壬氏がついに猫猫にプロポーズ!
「俺は、おまえを妻にする!」
さすがは偽宦官!男らしい、しっかりとしたプロポーズ
こんなプロポーズ断る人いるのかって思うけど、相手は猫猫だからなー。
壬氏が猫猫のことが好きなのは、今更改めて言うまでもないですが、猫猫の壬氏に対する気持ちは、これまでずっとぼかされ続けてきました。
薬屋のひとりごとの序盤の頃は、ナメクジや毛虫と比喩され、そもそも人として認識されていなかった壬氏ですが、長い時間を一緒に共有することで、少しずつ壬氏に対する気持ちに変化が見て取れる猫猫。
出会ったころなら、即却下だったでしょうが、果たして今なら・・?
結果が気になるところですが、先に結論からお伝えすると
「何もありませんでした・・」
・・え?
壬氏が猫猫にプロポーズしたのは、就寝前の壬氏の部屋だったのですが、翌朝から、びっくりするくらい、何事もなく普段通りの生活に戻っています。
もちろん、そのまま一夜をともにするなんて、ロマンチックな出来事など皆無です。
逆に、どうすればそこまで普段通りにできるのか気になる
プロポーズまでの経緯を少しだけご紹介します。
ネタバレを含みますので、ご承知の上読み進めてください。
大量の仕事を抱えながら、事件続きの毎日に、睡眠時間をほとんど取れていない壬氏。
壬氏の体を気遣い、猫猫は眠りにつきやすくなる薬湯を持ち壬氏の寝室へ。
侍女の水蓮が壬氏の寝間着を持ってくると、猫猫に渡してそそくさと部屋を出て行ってしまった。
部屋には壬氏と猫猫の二人きりである。
仕方なく、猫猫は水蓮がいつもしてあげているように、壬氏の着替えを手伝う。
「着替えくらい一人でできそうなものを・・」と思うが、口にはしない。
壬氏の着替えを手伝いながら、「燕燕にもこうして手伝わせたんですか?」と壬氏に尋ねる。
壬氏は猫猫の問いを否定し、「水蓮が部屋で自分と誰かと二人きりにさせるのはお前だけだ」と水蓮が猫猫のことを信頼していると言う。
「買われても仕方ないですけどね」と話しをはぐらかすようにして、猫猫は部屋を出ようとすると、壬氏が腕をつかみ引き止める。
「俺が言いたいことを知っていて、どうしてそうはぐらかそうとするのだ。」と核心をつくようなことを言う。
こうまでいっても猫猫は「関わりたくない」オーラを出すので、壬氏は「これだから羅門(養父)どのも苦労する」と、今は言ってはならぬことを口にしてしまう。
連日の睡眠不足と、猫猫の態度にイラっとしてしまったのか、普段の壬氏なら口にしない言葉だった。
一方の猫猫も、先の事件での羅門(養父)の言動に反感を抱いており、普段なら受け流せたものを、この時ばかりは、自分でも驚くほど饒舌に壬氏に対して反論する。
「壬氏さまは私のことをよく“言葉足らずだ”といいますが、壬氏さまも他人のことが言えますか?」
「察しろ」オーラを出すだけで、相手に逃げられているようでは、妓楼の客と同じである。
伝えたいことがあるなら、はっきり言えばいい!
売り言葉に買い言葉で、猫猫は自分がいったことをひどく後悔するが、もう遅い。
気づけば、壬氏が目の前に立ち、真剣な表情で猫猫を見下ろしていた。
「まっすぐしっかり言えばいいのか?」
「よく聞け!俺は、おまえを妻にする!」
猫猫が壬氏に反論するセリフなど大分端折りましたが、だいたい流れはこうです。
つまり、ついカッとなった勢いでのプロポーズだったんですね。
肝心の「この後、どうなったのか?」ですが、身分のある壬氏が侍女の猫猫に対して「お前を妻にする」と言った時点で、この時代では猫猫に拒否する権限はありません。
しかし、それでは納得しないのは壬氏も同じ。
権力を使っての結婚でいいのなら、壬氏もここまで苦労していないのです。
だから、「必ず納得するだけの状況にしてやる、覚悟していろ」と、改めて宣言するのでした。
まるで、これから壬氏が猫猫をボコボコするのかというようなセリフですが、一応愛の告白です笑。
なんだかんだ、壬氏と猫猫らしいプロポーズでいいな笑
そんなわけで、この後、壬氏は眠ってしまい、翌朝からは特に何もなく、これまで通りの日常に戻るのでした。
壬氏がプロポーズに至るまでの二人のやりとり、壬氏のプロポーズの言葉は大分脚色を加えています。
薬屋のひとりごとの小説版では、もっときゅんきゅんできるシーンなので、気になる方はぜひ「薬屋のひとりごと(小説版)7巻」をご覧ください。
壬氏と猫猫のキス!それでも煮え切らない二人の関係
ちなみに、壬氏と猫猫はすでにファーストキスを済ませています。
それは「薬屋のひとりごと(小説版)5巻」の終話に掲載されています。
壬氏と猫猫のファーストキスは、猫猫が壬氏とは違う男と宴の席でダンスを踊ったことに、壬氏が嫉妬で暴走したことが原因となりました。
嫉妬で今にもおかしくなりそうな壬氏に、猫猫がいつも通りの塩対応をするので、さすがの壬氏も強引な行動にでてしまったようです。
少しだけ、経緯をご紹介します。
以降、ネタバレを含む上、細かい描写などはまるっと省略しています。二人の甘い雰囲気にキュンキュンしたいなら、小説で読むことをおすすめします。
壬氏の嫁選びを兼ねた宴。
人だかりから離れた長椅子に座る猫猫。
そこへ壬氏が現れる。
そっと猫猫の隣に座り、猫猫の手を握り、指を絡める。
「離してください。」と言う猫猫に「離すと逃げるだろう」と返す壬氏。
さらに、「逃げるようなことをするのですか」と言う猫猫に「たまに殴りたくなるな」と返す壬氏。
いつも通りの押し問答かと思いきや、今夜ばかりは違った。
壬氏の手が猫猫の髪をかきあげ、そして、首の方へ移動したかと思うと長い指を使って圧迫した・・。
「苦しいです。」と苦悶の表情を浮かべる猫猫に、壬氏は「苦しいか?」とつぶやき、首をしめていた手を後頭部に移動させ、もう一方の手は腰をそっと抱き寄せる。
「お前も候補の一人だということ、知らぬとは言わせない」と言って、なおも唇を重ね続ける・・。
この後、猫猫は「花街仕込みの巧みな技」を駆使して、壬氏を昇天・・ではなく、驚かせるのだった。
猫猫が何をしたのかはご想像にお任せします笑。
小説版では、多少ぼかされていますが、もっと官能的な描写がされていますので、気になる方は「小説版」薬屋のひとりごと5巻をご覧ください
ちなみに、私もネタバレを読んで、どうしても気になって5巻を購入してしまいました笑
まとめ
以上、「薬屋のひとりごとの壬氏のプロポーズ」についてご紹介しました。
薬屋のひとりごとは、薬師の猫猫が様々な事件を推理して解決する謎解き要素が大きな魅力ですが、壬氏と猫猫、二人の主人公の恋の行方も気になります。
これまでずっと煮え切らない関係を続けてきた二人ですが、少しずつ距離を縮めていっているようにも思えます!
壬氏のプロポーズシーンは小説版でもキュンキュンするものでしたが、漫画版でも早く見たいですね!