「ランウェイで笑って」は、ファッション業界を舞台にした、数少ない作品の一つです。
2020年の冬にはアニメ化もされていて、今、最も注目を集めている漫画の一つと言える「ランウェイで笑って」を読もうか迷っているあなたのために、面白いところや評判、これまでのあらすじを紹介したいと思います。
ランウェイで笑ってが面白い!
ランウェイで笑っての評判
面白い!
「ランウェイで笑って」は面白いと言う意見がほとんどでした。中でも、原作では1巻11話の「ランウェイじゃ笑っちゃいけない」で、タイトルの回収がされたシーンに感動する人がほとんどでした!
ちなみに、アニメも原作もいいという意見ですが、これって珍しいことだと思いませんか?
だいたい原作の方がよかった・・とか、またはその逆だったり。
「ランウェイで笑って」がアニメも原作も評判がいいのは、原作漫画のコマ割のうまさが理由の一つだと思います。
登場人物の、表情の見せ方、セリフの量が、動画にしても崩れにくいように描かれています。
つまらない・・
- 服がダサい
- 千雪が典型的な悲劇のヒロインパターン
「ランウェイで笑って」がつまらないと言う意見のうち、ほとんどの理由が、ファッション漫画なのに、服がダサいといったものでした。
たしかに、ストーリーにおいて、重要な場面で肝心のデザインがよくないと、あれってなってしまうのも仕方ない・・。
ファッションが好きで、かわいい服やイケてる服が見たいという理由では、あまりおすすめできないかもしれないです。
というのも、「おしゃれ」とか「かわいい」の定義は、人それぞれですから笑。
ただ、個人的には、ランウェイで笑ってに登場する服がダサいとはあまり思いませんでした。(センスがないということは考えないでおく笑)
アニメのエンディングも評判
アニメの感想としては、話の内容はもちろんですが、エンディングにも大きな注目が集まっています。
ランウェイで笑ってのED曲は、元・東方神起のジェジュンが歌っていて、その歌声に魅了された人が続出しているんです。
ランウェイで笑ってのこれまでのあらすじ
「ランウェイで笑って」には2人の主人公がいます。
1人は幼い頃、パリコレに憧れて、その場所にたどり着くことを目指す、小さなモデルの藤戸千雪。
もう1人は、着た人が喜んでくれる服を作ることが大好きで、デザイナーになる夢より、家族の幸せを優先する、心優しい青年の都村育人。
藤戸千雪と都村育人の出会い
藤戸千雪と都村育人は、同じ高校に通うクラスメイトです。
いつも明るく、前向きな藤戸千雪とは対照的に、地味〜な性格の都村育人は、被服室で1人黙々と服をデザインしては、作っています。
普通に考えたら、そのまま関わることもなく、高校生活が終わるはずが、たった一つの共通点のために、強く惹かれ合うことになります。
2人の関係を結びつけたもの・・それは、パリコレのランウェイの様子を撮ったDVDでした。
都村育人が作った服が千雪をスーパーモデルにした
藤戸千雪は、父親がモデル系事務所(=ミルネージュ)の社長で、小学生ながらもモデルとして活躍していました。
しかし、身長の低さが理由で、2年前にクビを宣告されています。
しかし、それでもパリコレモデルになることをあきらめない千雪は、何度落とされてようと、ミルネージュの採用オーディションに挑戦しつづけているのでした。
ある日、千雪は、育人に自分に似合う服を作って欲しいとお願いをします。
そして、育人に作ってもらった服を着て、ミルネージュのオーディションへ向かい、念願の合格判定をゲットするのでした。
▶︎▶︎ランウェイで笑って|千雪〜身長が低くてもパリコレに出れる?〜
ミルネージュの社長の紹介で、有望な新人デザイナー・柳田一の元で修行することに
千雪のために作った服が、ある理由で、ミルネージュの服として、世の中に広まってしまい、注文や問い合わせが殺到する事態となります。
打開策として、藤戸社長は、育人のデザインを買いとった上で、うちでデザイナーとして働かないかと打診するのですが、育人が高校生だと知って、話は白紙となります。
代わりに、藤戸社長は、元社員で、ミルネージュから独立した有望な新人デザイナーを、育人に紹介します。
そこで、育人が出会ったのが、柳田一でした。
柳田一の東京コレクションは波乱続きで失敗に終わる?
育人がアシスタントとして送り込まれた柳田一のデザイン事務所は、いきなり佳境にありました。
というのも、国内のブランドが世界進出するための登竜門とされている、東京コレクションを翌日に控えていたからです。
床でアシスタントが死んだようにゴロ寝するような環境で育人はデザイナーとしての修行をすることになったのです。
柳田一は、デザイナーとしての腕は確かです。普通に実力を出し切れば、東京コレクションでの成功は間違いないとされています。
・・が、次から次へとトラブルが起きます。
予定していたモデルが来れなくなり、代役に送り込まれたのは、ショーモデルの平均どころか最低基準にも満たない小さなモデル。
180cmのモデル用に作られた服をわずか数分で、代役の小さなモデル用に、手直しする必要に迫られるも、唯一、服を縫うことができるアシスタントが、過労で倒れ・・。
普段は、弱音を一切はかない柳田一も、さすがに「詰んだ・・。」とあきらめかけたその時・・。
「ランウェイで笑って」の物語の2人の主人公が、いきなり序盤からクライマックスを作ります。
▶︎▶︎ランウェイで笑って|柳田とヒールの折れた靴に込められた秘話。
芸華祭でのパリ留学とブランド立ち上げ援助をかけた戦い
「ランウェイで笑って」の芸華祭編は、4巻〜9巻に渡って描かれていて、これもまた最終回か?と思わせるほどの盛り上がりのあるストーリー展開が続きます。
群像劇のように、特定の主人公を決めない描き方で、登場人物全てのドラマを、描写していきます。
「ランウェイで笑って」は、タイトルにも「笑う」という感情が含まれているだけあって、表情のアップだけで、ビシビシと感情が伝わって着ます。
臨場感が半端なくて、話に没入してしまいます。
特に、育人のドラマが壮絶で、「これでもか!」と言うほど、苦難の道を歩まされるのですが、その度に立ち上がる姿に、きっと胸を打たれるはずです。
▶︎▶︎ランウェイで笑って|長谷川心は悩みノートで成長できた!?
▶︎▶︎ランウェイで笑って|芸華祭でグランプリに輝いたのは?
日本屈指のハイブランド、アプロ・アイ・ディーテを舞台にプロの道へ
芸華祭が終わって、いよいよ、育人が自分のブランドを立ち上げるのか・・と思いきや、ファッションの世界はそんなに甘くありません。
デザイナーとしての腕は確かな、柳田一でさえ、肩書きがないと、思ったようのは売り上げをあげられない厳しい世界なんです。
そして、物語は、それぞれの野望を掴むための土台づくりへと進んでいきます。
それが、アプロ主催の合同展示会の場で、どうやら交わることになりそうです。