
「アンデッドアンラック」42話のネタバレをご紹介しています。
42話は、2020年11月30日発売の「週刊少年ジャンプ2020年52号」に掲載されています。
今回、ついに風子がアンディに「好き」と告白をします!そして、アンディも真顔でキスを迫り・・
さらに、アンディの一番古い記憶についても手がかりを得ることができ、物語はさらに加速して、序盤からの伏線でもあったアンディの右胸に刻まれた「1865」という数字の意味も回収されつつあります。
前回までのネタバレはこちらをご覧ください。
▶︎▶︎アンデッドアンラック【41話】のネタバレ〜風子の恋?私は未来のあなたを信じる・・〜
アンデッドアンラック【42話】のネタバレ
「アンデッドアンラック」42話のネタバレについてご紹介していきます。
42話のストーリーの主な流れはこちら!
- 街の外に3人の墓を作るアンディ(過去)と風子
- アンディ(過去)と風子は旅に出る
- アッシュとカミュが仲間に加わる
- アンディ(過去)が突然、死について語り始める
- 風子の死に対する考えにアンディは共感し、初めて笑顔を見せる
- アンディ(過去)は風子に一番古い記憶について教える
- 風子の体が透け始め、別の時代へ移動を始める
3人の墓を造り終えると、アンディ(過去)は、「悪ぃな手伝わせちまって」と風子に言う。
風子は、「ジョシュさんは私をかばって死んだのだから自分がやらないと・・」と、涙ぐむ。
そこへ、酒場の女性店主がやってきて、泣きながらアンディたちに詫びる。
「助けていただいたのに・・、私は、奴らの提案にのってしまって・・」
女性店主は、アンディ(過去)が、仲間を売られた報復を自分たちにすると思い込んでいるようだ。
「私が償います!!だから・・他の街の人たちは許していただけませんか!!」
すると、アンディ(過去)は、「・・そうか」と言いながら、女性店主に歩み寄る。風子は、必死にアンディ(過去)を止めようとするが「離せ」と言って聞く耳を持たない。
アンディ(過去)は、女性店主の側まで近くと、3本の酒瓶を差し出した。
「毎年、この日に酒を墓に注げ。新作が出た日も注げ。お前が死ぬまで。一度も欠かすな。」
「そうすれば、3人もアンタを責めたりしない。」
そういうと、アンディ(過去)はその場を後にする。
アンディ(過去)の背中に向かって、女性店主は「必ず・・!!神に誓います!!」といって、深々と頭を下げるのだった。
街を出て馬に乗って移動するアンディ(過去)と風子。風子はアンディは昔から優しかったことを知りとても嬉しそうだ。
アンディ(過去)がああ言ったのは、女性店主に罪を償う方法を作ってあげることで、彼女が自分を責め続けることから守ったのだ。
そのことを直接アンディに伝えると「苦しめたいだけだ・・それ以上でも以下でもない」と答える。
素直じゃないのも、昔から同じようだ・・。
風子は笑顔で「そっか」と言った。
それからアンディ(過去)と風子は、アンディの過去の記憶を知るために色々なところを旅した。荒野、雪原、峡谷。
アンディ(過去)は、決して笑顔を見せることはないが、二人の旅はまるで本の中の物語のように、あっという間に過ぎ去っていく。
旅を続けるうちにまた新しい仲間が2人増えることになった。
アッシュとカミュだ。アッシュは金髪でやんちゃそうな男で、カミュは少し中性的な雰囲気のある優しそうな男だ。
仲間になるなら、風子の「否定者」の能力について知っておいてもらう必要がある。仲良くなってから不用意に触れてしまうと、どんな不運が彼らを襲うかわからないからだ。
「ヒテイシャ?」といって、風子の言うことを信じようとしないアッシュと、「何ですか?」と尋ねるカミュに、風子は手っ取り早く教えるために軽く触れた。
次の瞬間、アッシュは酒をぶっかけられ、カミュは座っていた椅子の足が壊れて腰を強打した。
ひとまず、これで能力については理解してくれただろう。
外で酒を飲んでいるアンディ(過去)に、風子はご飯を持っていく。アンディ(過去)は、バドワイザーという新しい酒を飲んでいる。
新作が出たので、きっと今頃ジョシュたちも飲んでいる頃だろう。
アンディ(過去)は、風子に死生観について語り始める。「脳が思考を止めた時」それがアンディ(過去)が考える死だ。
考えるから挑めるし、考えるから変化がある。それができなくなった時、人は死ぬのだと。
風子は、「私はそれとは違うかな」といって、持論を語り始めた。
「誰にも覚えてもらえなくなった時が、本当の死だと思う」それが、風子が考える死だ。
風子は、自分の「不運」の能力で亡くなってしまった両親の話をする。
その時は、「会えないこと」が死だと思っていた。でも、今は違うのだと言う。
なぜなら、今でも風子の両親は、風子の心の中で生き続けていて、「ずっとお前は悪くない」と慰め、励まし続けてくれているからだ。
自分が罪の意識から逃れるために作り出した幻影かもしれない・・、それでも、両親が今でも心の中で生き続けていることは確かだ。
「ジョシュさん達も、きっとアンディの心の中で生きてるよ。」
風子が、そう言うと、「ああ、そうだといいな」といって、初めてアンディ(過去)は風子に笑顔を見せた。
その笑顔を見て、風子は「やっと笑ってくれたね。」とアンディの肩をペシペシと叩きながら言う。
すると、アンディは突然真顔で「1865年4月15日ワシントンDC。俺の一番古い記憶だ。教えたらお前はそこへいくんだろ?俺はもう大丈夫だ。」
「忘れなきゃ。独りじゃない。」
そういいながら、風子の唇に口付けしようとする・・。
「だ・・だめ。私が好きなのはアナタだけど、アナタ(過去)ではなくて・・」と赤面しながら言う。
風子は、自分が不意に「好き」といったことに自分でも驚いている。
そんな風子にアンディ(過去)は、「それよりお前、体透けてるぞ」と告げた。
アンディから一番古い記憶の手がかりを得たことで、また別の場所への移動が始まってしまったのだ。
完全にこの時代から消える前に、風子はアンディに伝える。
「144年後!!2020年8月1日!新宿駅で私たちは出会うの!逃げたりしちゃうけど!ちゃんと捕まえて!!」
「そしたらその日私がアナタにキスをする!!」「だから忘れないで!!」
そういうと、風子はその時代から完全に姿を消した。
「忘れなければ、人は死なない」「・・いいね。最高だ。」
月夜にアンディの言葉が、やけに嬉しそうに響き渡る・・。
次回へ続く。
アンデッドアンラック【42話】の感想
ついに、風子がアンディに「好き」って告白してしまいましたね。
確かに風子はチョロいかもしれないですが、このアンディには誰だって惚れてしまうはず。
大切な仲間を殺された直後に、その原因を作った人にもあれだけ優しく振る舞えるなんて、器が大きすぎです。

「人は忘れられなければ死なない」という言葉は、今では使い古された名言かもしれないですが、やっぱり何度聞いてもいい言葉です。
そして、突然真顔になって、風子にキスしようとするアンディなんて、やばいくらいカッコよかったですね!

アンデッドアンラックは、今回も尋常じゃないくらいの展開の速さでしたが、要所要所で、しっかりとこういった見せ場があるのがいいです!
まさに笑えて泣けるコメディの王道!!
アッシュやカミュのように、一瞬だけの登場で終わってしまうキャラクターがいても、メインのキャラクターにしっかりと魅力があるおかげで、作品が薄っぺらくなってないんだなと思います。
次回は、1865年へタイムワープしたところから始まりそうですね!
1865年のアメリカといえば、南北戦争が集結した年です。
南北戦争とは、奴隷制撤廃を主張するアメリカ合州国から分離した、奴隷制存続を主張する南部のアメリカ連合国との間に起きた内戦です。
この内戦の重要な焦点は「奴隷を認めるか否か」でした。アンディが一体どちらの立場にあったのか・・。
おそらくは史実も含まれる、濃厚なストーリーになりそうですね!
まとめ
以上、「アンデッドアンラック42話のネタバレ」についてご紹介しました。
今回は、ついに風子がアンディに「好き」と告白してしまう重要な話でした。
そして、アンディの右胸にある「1865」のタトゥーはやはり、アンディの過去の記憶に関係していました。
次回は、1865年の南北戦争集結時へ、風子がタイムワープしたところから始まりそうです!