信長のシェフをレビュー

今回は、「信長のシェフ」をレビューしたいと思います。

この作品は、マンガBANG!で1巻〜25巻まで無料公開されていたので、「あ、信長のシェフって、なんか聞いたことあるな。確か、ドラマにもなってたっけ。」と、興味半分で読み始めたのですが、気づけば作品にのめり込んでいました。

今回も、自信を持っておすすめできる作品なので、気合いをいれてレビューしていきたいと思います。ぜひ最後まで、ご覧ください。

信長のシェフのレビュー

信長のシェフのストーリーを、一文で表すならば、

戦国の世を、料理の腕だけで生き抜く、平成の料理人・ケンの話

でも、いきなりですが普通に考えて、

「戦国の世を、料理の腕だけで生き抜けるわけがない」

と思いませんか?

だって、戦場で敵は、刀や槍を持っているというのに、包丁を刀として戦うならまだしも、ケンは料理の腕と腕力はありますが、剣術の心得はありません。

もちろん、敵の口の中に、無理やり料理をねじ込んで、「どうだ!オレの料理は美味いだろ!参ったか!!」「ははーー!おみそれしやした!」などというギャグシーンもないです笑

ある海賊船のコックのように、足技だけで敵をバッタバッタと蹴散らしていくことなんて普通はできないんだよ。

・・・と、普通は思ってしまうところに、「信長のシェフ」の面白さの秘訣があると思ってます。

実際に、私もこの作品を読む前は、

「信長のシェフ」という作品タイトルから察するに、ケンが作った料理が信長の心を魅了したとかなんとか言って、綺麗事でごまかす作品でしょ?

なんて、斜に構えていたんです。

結論から言えば、それは見事に覆されました。

その理由は3つの魅力にあります。

信長のシェフの魅力①

料理の絵が綺麗すぎる!

料理は最初に目で味わうと言われますが、絵に描いた餅を食べることはできない読者にとっては、“見た目”こそがほぼ全てなんです。

ケンの料理を食べた人が、「この料理は美味しい!」と、どれだけ恍惚の表情で言ったからといっても、それを納得させるだけの“料理の美しさ”が欠かせません。

これは、作画を担当している梶川卓郎さんの画力の賜物です。

信長のシェフの魅力②

ケンの人間力

ケンには、出会ったばかりの人ですら「コイツを死なせたくない!」と思わせるような不思議な魅力があります。

「他の誰を犠牲にしてでも自分は生き残る!」と思うのが普通なのに、こんな風に思わせる力って、すごくないですか?

でも、肝心のケン自身は生きることに無頓着なように見えました。

そんなケンが、何としても生き抜くことを決意したのは、身近にいた大切な人が「お前は生きろ!」と言ってくれたからです。

信長のシェフの魅力③

織田信長

言わずと知れた、戦国時代のスーパースターで、信長の性格とカリスマ性は日本人なら誰もが既に知っています。

「信長のシェフ」でも、信長は存在そのものがカッコいいよ!

また、信長の他にも、秀吉、家康など、戦国時代のビッグネームが次々に登場することで、ケンの魅力がまだ十分測りきれていない序盤の求心力になっています。

でも、実際にどういう風な話なの?

って、いまいちイメージがつかないですよね。

まず、ケンは料理人なので、斬り合いの場ではなく、調理場が戦場です。

「現・信長のシェフと、料理頭の座をかけて負けたら斬首の料理対決」「料理で敵の心を折れなければ斬首」「料理で客人を感動させなければ斬首」など、全て命のやりとりがある場で料理を作ることを強いられています。

もちろん、信長の命によるものです。

いやいや、信長さん・・それは無茶な話ですよ。

と、思うところですが、「京の街で、人々の心を掴んで話さないケンの料理には、得体の知れない力がある」と信長が話すのを聞くと、思わず納得してしまいます。

ケンは料理に使う食材や調理法に伝えたいメッセージを込めています。

毎回、「一体どんな料理を作って、どんなメッセージを込めて、この窮地を脱するのか?」というワクワクで、続きが気になります。

そして、毎回、

なるほど!そう来たか!

と、いい意味で予想を裏切られてしまいます。

また、史実(=未来)を知っているケンがこの時代に関わることで、信長が本能寺の変で明智光秀に殺されない未来が描かれるのかもしれない・・。

という楽しみもある作品です。

信長のシェフのあらすじ

平成の世で料理人として生きていたケンが、仲間と一緒に戦国時代にタイムスリップしたところから物語は始まります。

住む家などなかったケンは、夏という鍛冶屋に出会います。

夏の家に居候させてもらうお礼に料理を作るうちに、いつしか「あそこへ行けば美味いもんが食える」という噂が広まり、京の街で大きな評判になります。

京の街に、腕達者の料理人がいるという噂を聞いてやってきたのが、信長と秀吉でした。

馬上から信長は、「おぬしは何を信じて生きている?」とケンに尋ねます。

信長の問いに対するケンの答えというよりも、ケンの存在そのものを気に入った信長は、「お前を岐阜に連れて行くことに決めたぞ。逆らえば殺す。」と問答無用でケンを召しかかえるのでした。

夏は、ケンのために打っていた包丁を渡して、「これはお前の「刀」だ!」これで戦って来い!!」と言って送り出します。

そして、「必ず生きて戻って来いよ・・。」とも。

突然、戦国の世に放り込まれた料理人が、料理の腕だけで生き抜く物語が幕を開けます。

作品情報

掲載雑誌:週刊漫画TIMES

原作・原案:西村ミツル

作画:梶川卓郎

まとめ

○信長のシェフの3つの魅力

「料理の絵がめっちゃ綺麗!」「ケンの人間力」「織田信長」


○信長のシェフを読む

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